奥深いですね

1792年7月。

オーストリアなど、フランス革命に干渉する
諸外国との戦いが次々と続く中。

「祖国は危機にあり」

という非常事態宣言を革命議会は出した。

それに応えて各地から義勇兵たちが
続々とパリに向かい、この歌を口ずさんだ。

行け祖国の子らよ　栄光の時はきた♪

ご存知、現在のフランス国家、
ラ＝マルセイエーズだ。

なんでこんな世界史のトリビアを
鼻高々に披露しているのか？

きっと今、僕の身体の中は
「祖国は危機にあり」になっている。

細胞たちがせっせと
脂肪を溜め込んでると思うからだ。

どういうことか？

「なんのかんの言っても消費カロリーが
摂取カロリーを上回れば痩せる」

単純にそう思っていた。
だからこそ一日一食にして走りまくった。

そしてずっとそれがうまく行っていた。
64kgに落ちるまでは――。

ただそこからは違った。

正月のおせち料理に備えて
先週は実に一週間で87kmも走った。

金曜と土曜は二日連続で20km走った。
多分、自分史上最高に走った一週間だった。

でもまったく痩せなかった。
それどころか若干だけど太った。

いくらなんでもさすがにこれはおかしい。

きっと身体が飢餓状態にあると思って、
少ない一日一食のカロリーを逆に
溜め込んでしまっているんだろう。

そう結論づけるしかない。

ということで。

今まで鼻にもかけなかったけど、
今更ながらPFCバランスを気にして
ちゃんと三食、食べることにした。

いや、奥深いですね。身体のことって。

そして効果てきめんだから
調子に乗ってやっていたけれど、
一日一食みたいな
乱暴なダイエットしちゃダメだね。

腕力でねじ伏せるみたいな方法じゃ、
体重は落ちても体脂肪は落ちない。

骨身に染みて思い知りました。

という反省です。

コホン。

僕の体内の、
勇敢なる共和国兵士の諸君。

諸君にお願いがある。

これからはちゃんと食べるので、
どうか脂肪溜め込むのやめてほしい！

なんて。笑

さて、もうすぐ箱根駅伝のお時間です。

今年は断然、駒澤大だとわかってるけど。

僕はやっぱりフレッシュグリーンの彼らが
笑って楽しそうに走るのが見たい。

箱根駅伝始まる前にひとっ走りしてきます。

今日も良い一日を。

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