隣の敷地に結構な樹齢の桜の木がある。
うちのリビングからは
ほんの目と鼻の先の距離で見えている。
今週からポップコーンのようにひとつふたつ、
花が咲き出していたのだけど、今朝見たら
もうすっかりいい感じで咲いていた。
この時期、
うちのリビングはお花見特等席になる。
10代の頃は――。
桜の何が良いのか、全然分からなかった。
サクラ、サクラ、と
大人たちが騒ぐのが鬱陶しかった。
公園で昼間から赤い顔して
いい年した連中が大声出しているのを
見るのが恥ずかしかった。
桜が咲いた、それがどうした?
そう思っていた。
でも今はわかる。
巡る季節の、そのありがたさが。
毎年代わり映えせず、律儀に咲いて、
さっと散る、そのもののあはれが。
舌打ちしたくなるようなことばかりだ。
朝ジョギングに出ると、寒い中、
駅前のスーパーやドラッグストアで
とぐろのような行列ができている。
みんなマスクとトイレットペーパーを
買うために開店前から並んでるんだろう。
だからデマだって言ってんじゃん!
とぐろのような行列を見るたび、
すっからかんのトイレットペーパーの
売り場を見るたび、頭の中でそう思う。
でもうちのトイレットペーパーも
リアルに在庫がなくなってきた。
昨日の夕方、ようやく数ロールが
売り場にあったので、ひとつ買った。
なんでこんなに後ろめたい気分に
こっちがならなきゃいけないんだ?
と、思いつつ…。
例によって話が逸れた。
今年も桜が咲いた。
21世紀少年たちよ。
このクソッタレな、
素晴らしき世界も悪くないぞ。
ほら、うじたまいさんもこう歌っている。
あたしはね、
ぶっちゃけ学校とかクソくらえだと思ってたよ
明日学校に行きたくないと思ったキミへ
大丈夫、大人は楽しいぞ
そう、言っておくがな、
大人は楽しいんだぞ!
午前中にやることトットと済ませて、
午後からお花見ワインしようかな?
って10代の頃の自分に見られたら
きっと怒られるだろうな。笑
今日も良い1日を。
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