不登校新聞11月15日号を読んだ。
以前このブログでも本を紹介したけど
心理カウンセラー内田良子さんの
講演抄録の最後の部分がとびきり良かった。
どういう話か?
学校を休みたいという子どもに
実際に親ができることを3つお伝えしたい、
と内田さんは言う。
- 子どもの今を受け止め休む権利を保障する
- 不登校の認識を変え本人の味方になる
- 子どもに「大丈夫」と伝えること
特にこの3つ目の
「大丈夫」と心から伝える、という話。
これだけパッと読むと、
「なんだ、そんなことか」
みたいに響くと思う。
なので、長いけど引用する。
ある子がこんなことを言っていました。「親に『大丈夫』と言ってもらえると、ほかの何よりも数万倍の力になるんだよ」と。「大丈夫」はどういうことを伝えるかというと、「あなたの将来は大丈夫」ということ以上に「私がついてるから大丈夫。あなたのことを見捨てない。見放さない。最後まで見守ってあげるよ」と子どもに伝えることなんですね。だから「大丈夫よ。私がついているから」という意味合いで、お子さんに「大丈夫」と言ってあげてください。それがきっと、お子さんにとって何よりも力になるからです。そして、親に大丈夫と言ってもらえた子どもは本当に大丈夫になっていくのです。親から信頼された子どもは自信を回復し、ときが熟せば、安心してライフワークを見つけに一歩を踏み出していきます。
ダイジョーブ、ダイジョーブ、ってね。
どこかこの言葉を軽く言いがちだけど、、、
ここで言う大丈夫はものごとを楽観視する、
という意味合いじゃない。
見捨てない。見放さない。最後まで見守る。
自分がついている。だから大丈夫。
ある意味、そういう深い親の覚悟を
心から伝えることなのだなあ、と。
寄り添うとか、見守るとか、
子どもを信じるとか、大丈夫と伝えるとか。
字面の意味はわかる。
でもそこが本当に腑に落ちているかって、
やっぱり親の「覚悟」なんだよなあ、と。
しっかり寄り添って優しく見守ってれば、
物事は良い方向に進むんじゃないか?
子どもを信じて大丈夫って伝えてれば、
悪いことは起こらないんじゃないか?
皮肉なもので、そういう期待や希望が
混じっていると、大抵裏切られたりする。
そうではなく。
何があっても自分がついてるから大丈夫だ。
そう覚悟できるかどうか。
いやいやいや、
そんなにカッコよくは言えませんよ、
ワタシだって。
でもそこがキモなんだ、ということは日々、
できるだけ意識はしたいなあと思う次第。
今日も良い1日を。
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