ちょうど1週間前の今頃

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朝7時20分。
号砲が鳴るジャスト1時間前。

駿府城公園のお堀端にある
Cブロックの先頭に一番乗りで並んだ。

みんな立って待っている。

でも僕は地面に体育座りして体力を温存。

とても寒かった。

手袋をしていても指先が冷えるので、
ずっと息を吹きかけ続けた。

使い捨てポンチョのフードをかぶり、
耳が冷えるのを防いだ。

ただじっと時計を見つめる時間。

あと40分。

あと40分したら静岡の街に解き放たれる。

やってやる。
絶対にやってやる。

やれるに決まっているんだ。

お前は絶対にサブ3.5で走り切れる。

だってそれだけのものをしっかり、
ここまで積み上げてきたのだから――。

というのが、ちょうど1週間前の今頃、
静岡マラソンのスタート前の心境だった。

もうすでに懐かしい。

そして結果はみなさんご存知の通りだ。

ああ。終わっちまった。
とても残念な形で……。

何が言いたいか?

いや、何も言いたくないです。
ただの感慨です。

あの「やってやる」という気持ち。
スタートラインでの身震いする感じ。
お祭り騒ぎの完全なる非日常。

それが恋しいだけなんです。

って愚痴っぽいな、やめよう。

そして花粉の季節、
ジョグに出るのが億劫なんです。

うじうじ……。笑

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。