本当に伝えたいことが曖昧になる

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健康や余暇の時間を顧みず、
仕事に、成長に、没頭する。

そんな意識高い系「成長教信者」の夫。

なんと土曜朝9時から同僚を家に呼んでの
「自宅会議」まで始める始末。

そして飛び交うのはこんな横文字だ。

「じゃあまずこの件のアジェンダ(議題)から確認しようか」
「過去のベストプラクティス(成功事例)踏襲でどう?」
「もっとイノベーション(革命)起こさない?」
「でもこの施策ROI(投資対効果)悪くない?」
「アグリー」「スキーム」「エビデンス」といった成長教信者の横文字だらけの会話を背にして、ツカサは「ウザさ100%」とイライラしつつ歓待する。
ビジネスで使われる思わずイラッとするカタカナ語、思い当たる人もいるのではないだろうか。

笑いながら読んだのだけど、
「ベストプラクティス」や
「エビデンス」くらいは会社員時代、
僕も普通に使っちゃってたかも……。

そんな反省もちょっとしながら読んだ。

こういうカタカナ語、良くないよね。

なぜカタカナ語が良くないのか?

単純に意味がわかりにくいのもあるけど、
何を本当に伝えたいのかが曖昧になる、
というのが一番だと思う。

そんな僕にとって今、確実に毎回
イラっとさせられる横文字がある。

それはダントツでこの2つだ!

・SDGs(エスディージーズ)
・GIGA(ギガ)スクール構想

そもそも何のことだか理解できてないし、
まっとうに理解しようという気もないから
無邪気に書くのだけど、、、

・SDGs=持続可能開発目標
・GIGAスクール構想=個別最適化教育

例えばこう訳したとして、
一体どういう問題が発生するのか?

「いやいや、その訳語では
こぼれてしまうニュアンスがあるから」

という反論がきっとあるんだろうけどさ。

そもそもだ。

ズバッと一言で言えない概念は、
それ自体が曖昧すぎるものなわけで。

もっとよく練って、きちんと誤解なく
伝わる表現にした方がいいと思う。

と、ブチまけて――

ふう、スッキリした。笑

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。