子どもが不登校になって、
不登校関連の本を読み漁った。
子どもを受け入れようと努力して、
本に書かれた声かけや対応を心がけた。
ただ、知識は増えて
頭ではわかっているけど、
心がまったく追いつかない。
引きつった笑顔で
ぎこちないうわべだけの声かけ。
小手先だけの対応。
「生まれてきてくれてありがとう」
「あなたは大切な宝物だよ」
子どもの自己肯定感を上げるため、
そう声をかけてみたこともあった。
引きつった笑顔で――。
『子どもが不登校になったら読む本』
これは冒頭に書かれた
著者のrikaさんご自身の話だ。
とってもわかりやすい本だった。
- 学校を休む=エネルギーがたまる、ではない理由は?
- 不登校の子に大切なエネルギーとは?
- 「まずはママが笑顔になろう」の意味は?
- 「シーソーの法則」で考える夫との関係
こういった内容が、ていねいに
例え話を交えてわかりやすく書かれている。
rikaさんご自身の体験に重ねて
書かれているので、すごく説得力がある。
「ママが笑顔に!」
そう言われて「頑張って」笑顔を
作ろうとしている――今、
そんな状態の人にはとっても響くと思う。
まずは自分の願いを叶える
個人的には
「自分と向き合うワークの驚愕の解説」
がとても印象に残った。
- 子どもに何を望んでいるか?
- どんな風に育ってほしいか?
- 子どもに伝えたいことは何か?
その願いは子どもに願っていること、
ではなく実は自分に願っていること、
という話だ。
そして往往にしてそれは、
自分の理想や諦めていること、つまり
「自分の課題を子どもに託している」。
だからこそ、まずママは自分で自分の願いを叶える必要があるのです。
これは確かに!と膝を打つ思いがした。
笑顔になるくらい自分をハッピーに
まあ、詳細はお読みいただくこととして。
紹介したい箇所は多かれど、
あえて選ぶとするならば、やっぱり
あとがきのこの部分を引用したい。
子どもが不登校になった。
そんな時、親は解決のために何かできることはないだろうかと必死になります。でも、残念ながら、私たちは子どもに、やる気や勇気をあげることはできません。また、目標だって与えることはできません。
そして、「失敗してもいいからチャレンジしろ!」と言葉でわからせることもできません。
ですが、気力や活力の元になるエネルギーチャージできる家庭を目指すことはできるし、やりたいことに勇気を出してチャレンジするママの背中を見せることはできます。だから、ママは、まずは自分のマインドを整えて、自分を元気にして、自分のエネルギーをあげて、自分を笑顔にしましょう。頑張って笑顔になるんじゃなく、笑顔になるくらい自分をハッピーにしましょう。
ここだけ読むと、悩みの渦中にある人には
もしかしたら綺麗事に響くかも知れない。
でもこの本を通して読んだあとには
こうした言葉がずいぶんと
違った響き方をすることに
気がつくんじゃないかなと思う。
今日も良い1日を。
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