「ヒューマンエラー」はない。
ただ「システムエラー」があるだけ、
というのが新鮮だった。
キングコング西野亮廣さんへの
インタビュー記事だ。
とても読み応えある記事だった。
時間ある方はぜひ全文を。
いくつかあった気づきの中で、
特にいいなと思った点を2つ紹介。
混ぜないこと
ひとつめ。混ぜないということ。
西野さんは言う。
ネットの誹謗中傷を生むシステムエラーは、
「目的が全然違う人を混ぜている」
ことにある、と。
議論したい人、議論をぶっ壊して名前を上げたい人、論破したいだけの人。そもそも目的が全然違った人たちが一緒くたにいるという。
会議したいのに、金属バットで暴れまわってるやつがいるわ、こっちではスポーツしてるやつがいてるわで、そもそもの目的が違う「混ぜるなキケン」の人たちが同じ部屋にいるっていう。
だから、混ぜない。
例えば最近西野さんがTwitterで作ったのは、
全員「鍵アカ」の
サロンメンバー限定アカウントだ。
そこでは一切、炎上もクソリプもない。
みんな居心地が良いし、
嫌な気持ちになることなく
欲しい情報だけが入ってくる。
きっと、こういう流れは
今後どんどん進むだろう、と。
徹底的にシステムで解決していく
もうひとつ。
「アフォーダンス」の発想が良かった。
西野さんのオンラインサロンという
クローズドな場でもやはり揉め事は起きる。
そういうときに、どう対処するか?
「問題は徹底的にシステムで解決していく」
と西野さんは言う。
揉めた時、注意する人がいるとどうなるか?
仮に100%自分が悪かったとしても、
注意された側はやはり良い気分はしない。
だから注意することなく、
人が問題を起こさないように
「設計」をしていくのだという。
例えば。
男性トイレの小便器に貼ってある
ターゲットシール。
これは「貼り紙」のように
言葉で注意はしていない。
けれど、人に行動の改善を促す
仕掛けになっている。
レストランでもバーでも。
大きな声で話して欲しくない場所であれば、
照明をロウソクに変えてみる。
そうすれば誰かが注意をしなくても、
自然と声のトーンは落ちる。
こういうデザインや環境によって
人の行動を変えさせていくことを
「アフォーダンス」というらしい。
こんなふうに、「人が人に注意することなく、課題を解決するシステム」をとにかく考えまくる。そうすると、その空間は超平和になる。
そうやって、一つひとつアフォーダンスみたいなものを設計していくんですよ。
システムエラーを改善しよう
そして例によって例のごとく、
発想は飛躍してしまうのだけど、、、
同年齢の子を無作為に何十人も集める。
毎日毎日、同じ空間で
同じ教科を同じペースで学ばせる。
そしたら、やっぱり合う子合わない子、
そりゃあ出るだろうな、と。
漠然と言うのだけど、学校という場にも
「アフォーダンス」のような発想、
必要なんじゃないかな?
先生たちの現場力に頼り過ぎてるというか。
そんなこんなを思ったし、日々、
いろんなことにアフォーダンス設計を
意識してみたい、と思った次第。
「システムエラー」を改善しよう。
今日も良い1日を。
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