鉄鋼王アンドリュー・カーネギー。
彼には大学生の二人の甥がいた。
甥たちの両親の嘆きは、
甥たちが手紙一つよこさないことだった。
あの手この手で手紙を書かせようとしたが、
何をどうしても無駄だった。
それを知ったカーネギー。
自分なら彼らに書かせることができる、
なんなら100ドル賭けようと言った。
両親は半信半疑だった。
何をどうしても手紙を書いてこないのに。
でもまあやってみればいい、
とカーネギーに任せてみた。
カーネギーはどうしたか?
彼はとても短い手紙を書いた。
「元気でやりなさい、
お小遣いをいくらか入れておいたから」
そう書いた。
でもその手紙にお金は同封しなかった。
どうなったか?
甥たちはすぐさま家に手紙を書いて、
叔父さんが手紙に何かを
入れ忘れていないかと尋ねてきた…。
なるほど、そうだよね。
忍介が将来家を出て、
ぜんぜん連絡をよこさないときに
使えるテクニックだと思った。笑
教訓はなんだろう?
人は自分に関係があることには反応する。
逆に言えば、
自分に関係のないことには反応しない。
甥たちは、自分たちの親は
彼らに関係がある話をしないと思っている。
だからコンタクトをよこさない。
カーネギーのやり方は極端だ。
でも自分に関係があると思う話を
相手に出来ていない。
そのことにもう少し、
両親は気づけたら良かったのに、と思った。
もちろんたっぷりの、自戒を込めて。
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