被弾してない箇所のほうが大事

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第二次世界大戦中のアメリカ海軍は、
敵機から攻撃を受けて帰還した
爆撃機の機体を詳細に分析した。

被弾した箇所を点で表していくと、
主翼、尾翼、中央部などに被弾が多かった。

「被弾した箇所を集中的に補強しよう」

と普通は考える。

そうですよね?

ただしそれは誤りだ、という
「生存者バイアス」の話が面白かった。

なぜ誤りか?

それは敵機からの攻撃を受けても
「生還」している機体のデータだからだ。

「撃墜」されて
帰還しなかった機体のデータではない。

そう考えてよくよく被弾箇所を見ると、
ほとんど被弾していない箇所が2箇所ある。

エンジンとコックピット周りだ。

ここに被弾すると生還できない。

だからエンジンとコックピットこそ
集中的に補強する必要がある――。

「生存者バイアス」でググると
色々記事が出るので、ご興味ある方はぜひ。

いやあ、コレ、本当にそうだよね……。

にんげん、つい目の前にあるデータだけ
使って物事を判断してしまいがちだ。

今、目に前に見えていること。

それが本当に全部か?

見えていないことで大切なことはないか?
見落としている重要な要素はないか?

そうやって疑う必要あるよね、と。

思った次第。

はい、今日もワタクシのただの備忘録です。

被弾してないエンジンとコックピット、
そっちこそが大事。

「大切なことは、目に見えないんだよ」

って星の王子さまもおっしゃってるしね。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。