こんなに清々しい気持ちで野球ってできるんですね

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前にも書いたけど、僕は野球少年だった。

純粋に楽しくできる環境の整備

2022.02.24

今はもう、野球を見ることはまずない。
断然サッカーのほうが好きだ。

(祝・カタールW杯出場決定)

ただね、別にどうでもいいんだけど、
どうでもいい割に野球少年だったからか、
こういう記事は思わず読んじゃうんだよね。

うさぎ跳び。グランド10周。
練習中の水飲み禁止。先輩後輩ケツバット。

僕の中学の野球部はヘボで弱かったけど、
ヘボで弱かったからって、軟弱で
雰囲気が優しかったわけでは全然なくて。

やっぱり昭和の軍隊みたいな場所だった。

例えばスライディングは足からではなく、
絶対に頭からだとも決められていた。

でもさ、ヘッドスライディングってさ、
見かけ勇壮だしカッコ良さげだけど、あれ、
結構痛いし下着の中にまでたっぷり
ジャリジャリ砂が入ってくるんだよね……。

まあ、今思えばよく3年間続けたと思う。

話が逸れた。

記事の中でひとつ、僕が面白いと思ったのは
「罵声禁止」のくだりだった。

2021年秋の近畿大会。

自主開催の特別規則として
「罵声禁止」を実施したとのこと。

ある県の代表チームは
罵声や怒声が頻繁に飛ぶチームだった。
でもこの大会では例外なく
特別規則を遵守してもらったのだという。

試合後。

その監督の感想はこうだった。

【辻】試合後にその監督さんに話を聞いたら、「こんなに清々しい気持ちで野球ってできるんですね」みたいなことを言ってくれたんです。今までは子どもがミスしたり、負けたりしたら腹が立って仕方がなかったのに、勝っても負けても、相手のチームにも全く腹が立たない。それはお互いに罵声、怒声禁止で試合をやったからなんですよね。自分達の今までのやり方を我慢して野球をやってみたことが結果的に成功体験になったようです。

こんなに清々しい気持ちで
野球ってできるんですね。

いや、本当にこの感想は素敵だなと思った。

同時に――。

この監督さんにしてもそうだけど、
我々が知らず知らずのうちに
囚われている呪縛、思い込みの類って実は
ものすごぉーーーく多いんじゃないのかな?

例えば、、、

「しつけ禁止」
「小言禁止」
「“あなたのためを思って”禁止」
「アイスクリームはいつも食べ放題」

ぐらいにしてみたら、案外子育ても

「こんなに清々しい気持ちでできるんだ」

みたいな発見があったりして。
ってまあ、これは実感でもありますが。笑

無意識のうちに囚われている、
呪縛や思い込み。

いろいろ見直してみませんか?

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。