どうして若い時は時間が過ぎるのを
遅く感じるのに、
年をとると早く感じるんだろう?
以前知ったジャネーの法則のことは
こちらに書いた。
今回ある本を読んでいて別の視点も知った。
高齢者に過去の出来事で
強く印象に残っていることを聞くと、
15歳から30歳前後の出来事が圧倒的に多い。
この現象を心理学では
「レミニセンスバンプ」と言うらしい。
なぜ多くの人にとって
その15年くらいが記憶の大半を占めるのか?
その鍵は目新しさだ。
人生で初めての経験がその時期に集中する。
進学、一人暮らし、恋愛、友人との旅行、
就職、結婚、その他もろもろ。
多くはその後の人生についての
決定的な選択になることも多い。
目新しいことは
私たちの時間の認識をも変えるらしい。
実験で被験者に数多くの画像を見せる。
「茶色の靴」
「茶色の靴」
「茶色の靴」
「目覚まし時計」
「茶色の靴」
画像の表示時間は同じだ。
でも、被験者はそう感じない。
「目覚まし時計」の表示時間を長く感じる。
なぜか?
それが目新しいからだ。
目新しいことが減ると、
日々の生活に変化がなくなる。
変化がないと、時間の経過が速く
感じられるようになる、と。
確かにその通りだと思う。
Variety is the spice of life.
(変化は人生のスパイス)
という言葉もあるけど、
「茶色の靴」ばかりが続いているのなら、
意識して「目覚まし時計」を
ぶっ込んでみるようにしたい。
たとえ小さなことでも…。
今日という日は二度とないんだし。
さて—。
今日はどんな目新しいことをしよう?
とりあえずジョギングで走るコースを
少し変えてみようかな。
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