好き嫌いせず一生懸命やるものだ

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朝起きて、外の風を取り入れる。
すっかり涼しい秋の空気だ。

古代インドの人たちは人生を四住期、
つまり春夏秋冬になぞらえて考えた。

春が学生期、夏が家住期、
秋が林住期、冬が遊行期だ。

そう考えると、金子純一、
当年とって50歳。

気持ちだけはずっと18歳のままだけど、
人生の季節で言うのであればきっと、
今朝のような秋の入り口だ。

実りの秋でありたいよね。

そんな潜在意識があるんだろうな。

こういうタイトルの記事が
パッと目に入るお年頃になってきた。

10年前はハナも引っ掛けなかったと思う。
でもスーッと入ってきた。

「真面目な人ほど、“仕事は好き嫌いせず一生懸命やるものだ”と思い込んでいます。50歳を過ぎたら、そんな呪縛は捨てませんか?そのままでは、やりたいことが見つかっても“時間がない”“余裕ができてから”と、実現できないのがオチです。

嫌なことや苦手なことをやっているのは、お給料がいいから、体裁がいいから、など“外側”ばかり気にしているからかもしれません。それでは自分の内面に目が向けられませんね。“この仕事は本当にやりたいのか”“この付き合いを心から喜んでいるのか”と、いましていることに対して、自分に問いかけてみてください。すると自然にすることが制限され、無駄なものを手放せます。心や時間に余裕ができると、本当にやりたいことが芽生えます」

「好き嫌いせず一生懸命やるものだ」

完全にそう思ってたよね、10年前は。
自分に言い聞かせてた、というか。

なんせさすらいのジョブホッパーだった。
結果を出してナンボと肩を怒らせていた。

そして待遇や給料には結構こだわってた。
目に見える評価はやっぱそこだからと。

それから息子の不登校やら
なんやかんや、いろいろあって。

ある日、ヒューズが飛んで
僕の場合は46歳で自分から強制的に
会社員という身分を手放した。

今は嫌なことや苦手なことは
まったく、清々しいくらいやってない。

年齢的にはもうたぶん
二度とあっち側へは戻れない。

でも心の平安は当時と比べれば
素晴らしくある。
あとはもっともっと売上さえあれば
言うことナシなんだけど、まあこれは
なんとか引き続き頑張るということで。

びーんずネットで事務局を務める今、
本当に心から思う。

「好き嫌いせず一生懸命やるものだ」

もちろんそれが大切な時期もあるだろう。
でもずっとそうじゃなくても
いいんじゃないかと。

不登校もそうだ。

そういう季節があったっていいじゃないか。
大丈夫、人生は長いんだから。

そう思えるようになってる。

やっぱここからが実りの秋だ。笑

今日も良い1日を。

P.S.
編集長の鬼のような細かい赤字がどうにもとまらなくて、インタビュー事例集の入稿は今日にもつれこんでおります。
もう延長後半ロスタイムが7分くらい経過してる感じで、脳みそ攣りそうですが……頑張ります。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。