本人の意思とタイミング

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知っているようで、
意外と知らない通信制高校のこと。

「通信制高校ナビ」北澤愛子さんに、
不登校新聞編集長の石井志昂さんが聞いた
この記事はとてもわかりやすいと思った。

思い返せば、、、

去年の今頃は、忍介の進路が
一旦白紙になったりして
個人的には色々感情が波立ったりした。

寄せては返す波の中

2020.01.29

結局去年の3月末になって
とある通信制高校を彼は選んだ。

以降、約1年。

なんのかんの、穏やかに過ごしている。
結果的には忍介には
今の高校が合っていたようだ。

通信制高校がいい、
と言いたいわけじゃない。

記事の中で石井さんも書いている通り、
高3の秋に通信制に転入してようやく
居場所を見つけた思いをした人もいれば、

通信制に入学して3ヶ月で不登校になって
「学校へいけない自分に苦しんだ」
という人もいる。

本当にそれぞれだと思う。

それぞれではあるのだけど――。

僕は石井さんの最後の
この言葉がすごく沁みた。

両者のちがいを一概に言うことはできませんが、あえて言えば「自分のタイミングで動けたか」だと思いました。これまで多くの不登校の人を取材してきましたが、自分の気持ちに正直になって選んだときや自分が納得して動けたときは、何か問題が起きたとしてもなんとかやっていけます。私自身は高校へ行かず、中卒のまま、「休息の時間」を多くとり、自分のタイミングで働き始めることができました。それが結果的にはよかったと感じています。ところが焦りや罪悪感、周囲からの期待など「他者の眼」を軸にして行動すると、やはりうまくいきません。

進学の時期になると、子どもは親を含めた周囲の眼が特段、気になるものです。親や周囲は自分の焦る気持ちをぐっとこらえて、本人の意思とタイミングを最大限、尊重していただきたいと思います。

本人の意思とタイミング。
やっぱりそこに尽きるよなあ。

なんのかんの、先月から
週3日でバイトを続けている、
元自宅警備員の16歳。

たかがアルバイトかもしれない。

でもあんなに籠城していたひきこもりが、
何事もなかったかのように今、働いている。

「立ち仕事で腰が痛い」などと言いながら。

不登校になって以降、ずっと伸ばしていた
トレードマークの長髪もばっさり切った。

1年前どころか、数ヶ月前でも
こんな図ってまったく予想できなかった。

こういうのも全部やっぱり
「本人の意思とタイミング」だなあと。

あらためて思う次第。

今日も良い一日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。