子どもが帰れる場所に

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不登校新聞10月1日号を読んだ。

俳優の佐藤二朗さんのインタビュー、
特に最後の悩む親へのアドバイスが響いた。

親が子どもと一緒に悩んで沈んでしまうと
子どもが帰れるところがなくなってしまう、

と佐藤さんは言う。その
「帰れるところ」という見方が新鮮だった。

だから、本人が苦しんでいることには敬意は払いつつも、親自身はマイナスな意識から遠ざかる。そうなると、子どもの状態がよくなったときに帰れる場所があるじゃないですか。そんな距離感が、親と子ではいいのかなあ。

帰れる場所。そんな親子の距離感。

いいなあ、と思った。

とはいえ――。

マイナスから遠ざかれ、と言われて

「ハイ、了解しました!」

と簡単に遠ざかることができないのも、
”親という種族”なわけで。

不安や心配が消えてなくなるわけじゃない。

だからこそ。

「実例」を知ることが大事だと思っている。

それも著名な人ではない、
ごくごく身近な人の話を。

自分たちが息子の不登校に悩んでいたころ、
本当に欲しいと思っていたもの。

それが僕らが今作っている
不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』だ。

最新号のVol.4も一昨日、発売を開始した。

届いてすぐに一気読みした人から
昨夜、嬉しい感想も早速いただいた。

よろしければ是非。
https://beans-n.com/lp/behind-the-clouds-vol4/

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。