勝てないからこそ応援するんだ

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なんだかなあ。
やり切れないなあ。

という気持ちで読んだ。

ガンバ大阪のサポーターが
応援ボイコットしたというニュースだ。

不振にあえぎ、最下位を低迷するチーム。

抗議の意を示すため、
としての応援ボイコットだったとのこと。

にも関わらず25年ぶりの5連敗に沈んだ。

いや、気持ちは本当にわかる。
わかりすぎる。痛いほどわかる。

愛するが故に、愛するが故の、
絶対に、絶対に届いてほしいという願い。

でもね。

やっぱりそれは違うと思うんだよ。

罰で相手を動かそうとするのは違う。

記事にもあるけど、
勝てないからこそ応援するんだよ。

ってなぜこの話に熱くなってしまうのか?

それは僕が思うに、スポーツの応援は
子育てと似てるんじゃないかと思うからだ。

勝つから褒める。
負けたら罰する。

本来そうじゃないはずだよね?

無償の愛で、とことん支える。
文字通り、地の果てまで。

それがサポートする、応援する、
ということじゃないだろうか?

J2降格? 5連敗? 最下位?

上等じゃねーか。それがどーした。

俺らは何があっても絶対に見捨てない。
J2どころか地獄に落ちても熱烈応援するぜ。

と、勇ましく言うだけなら簡単だ。
そんなの単なる「言うだけ番長」だ。

なかなかね、現実には人間そうはなれない。

でもね、厳しい言い方になるけどやっぱり
その「覚悟」は大事なんじゃないかな?

子育てもそうだ。

受験して良い学校に入学する。
就職で良い会社に入社する。

だから応援する。
そうじゃなければ応援しない。

それは、親としてどうなんだろう?
やっぱり違うよね、と。

とことん見捨てない。

もっと言えばそういう「評価」を捨てて
ただただ無心に手を差し伸べる。
背中をさする。抱きしめる。

それが親の役割であるべきだよねと。

弱っているときほど。困っているときこそ。

――なあんて。熱くなっちゃった。

でも僕はそう思います。
(自分に向かって言ってるな、これ)

話を戻してちょっとだけ
現実的な話をするなら、、、

そもそもスタジアムに足を運ばない。

そういう一見緩やかで、でも最もキツい
致命的な方法もあるとも思う。
「ボイコット」に限って言うなら。

ゴール裏にいるのに応援しない。

それは「感じの悪さ」は最高に演出できる。
だけどやっぱり僕は本質とは違うと思う。

ち・な・み・に。

昨日のオラが町のチームは負けた。

それがどーした?

俺は来週またスタジアムに足を運ぶぜ。

さあ行け!フロンターレ
アレオーオオ、アレオーオオ♪

ガンバ大阪も次節、頑張れ!

今日も良い一日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。