昨日、雨中歩いていた。
轍に水たまりができていて、
車が通り過ぎるときには
水たまりを避けるように
注意していたんだけど、
残念ながらどうしても
避けられないタイミングがあって、
結構なスピードで走り抜ける車のせいで、
思いっきり水しぶきを
浴びる羽目になってしまった。
下半身びしょ濡れ。
まったくもう!
怒りながら考えたこと
これだけ雨が降っていて、
轍に水もたまっている。
車を運転していて、
歩行者が道を歩いている。
そういうときに、
あのスピードで減速もせずに
車を走らせるか?
いったいどういう神経してるんだ?
と、運転者を呪いながら
ハンカチでズボン拭いていて、
はたと気づいた。
あ、そうか。
今の運転者は、道を歩いていて、
轍にたまった水を
車にひっかけられたことが
「無い」んだ、と。
人にされて嫌なことは、
自分もしないようにする。
それは、多くの人が心がけているだろう。
でも、されて嫌な思いをしたことが
「無い」から、それに気づかないんだ。
轍に水がたまっていて
歩行者が歩いているときは、
減速しないで車を走らせると
水しぶきが歩行者にかかる。
それを知らないんだ。
人は悲しみが多いほど
古い歌だから、もしかしたら
知らない人もいるかも知れないけど、
武田鉄矢が歌う海援隊の
懐かしい歌を思い出した。
悲しみこらえて 微笑むよりも
涙枯れるまで 泣く方がいい
人は悲しみが 多いほど
人にはやさしく 出来るのだから
嫌な思い、苦しい思い、悲しい思いは、
味わったことが多いほど、
きっと人にはやさしく出来る。
たかが車に水をひっかけられただけで
大袈裟ですね。笑
僕に盛大に水をひっかけた昨日の誰かにも
いつか知ってもらえるといいな、と思う。
轍に水が溜まっていて歩行者がいるときは、
減速した方がいい。
でもきっと、その人もいつかどこかで、
思いっきり水しぶきを浴びないと
気がつかないんだろうな。
水しぶきを浴びる経験をしなくても
誰もが車を減速させる世界を作るために
なにか良い方法はないものだろうか?
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