いつまで待てば、、、ではなく

 

 

 

昨日の余波でもう少し。

「いつまで待てばいいんですか?」

この「待つ」ことには
相手が「変わること」が含まれている。

今、部屋にひきこもっている。
昼夜逆転のゲーム三昧。
勉強はまったくしていない。

その状態が変わるのはいつなのか?
それまでにかかる日数はどれくらいか?

それを問うている。

そうですよね?

でも実はこれって相手の現状を
まったく否定しているんだよね。

根本的に認めてない。全否定。

「このままじゃだめだ」

そう決めてかかってるから、
「いつまで待てば」となる。

「いやいや、ジュンイチさん、
他人事みたいにそう言うけどさ。
やっぱりこのままじゃだめでしょう?」

ここが、親の最も苦しいところで、
最も難しいところでもある。

「このままじゃだめだ」

これを「本当に?」と問い直してみる。

本当にこのままじゃだめなのか?

どうですか?

本当にこのままじゃだめですか?

少なくとも呼吸して生きてはいるよね。

そして同じ屋根の下に住んでる。
ほとんど口をきかないにせよ、だ。

こうして家族として一緒にいる。

少なくとも音信不通の行方不明ではない。

これってなかなかありがたいことだよね。

そして、想像してみてほしい。

たとえば――。

あなたにいろいろ不運な事情が重なって
物理的に身体を動かせなくなったとして。

今は不本意ながらも働かずに家にいる。
そういう状態だ。

はたから見ればあなたは
何もしていないようにも見える。

でもそれを子どもに否定されたら、
どう思うだろうか?

「親のくせに子どもをロクに養えない」
「毎日何もせずブラブラしてるだけ」
「このままじゃダメ親でしょ?」
「いつまで待てば働けるようになるの?」

面と向かって口に出して言わずとも。

そんなそぶりを感じたらどう思いますか?

――という話なんだよね。

自分の力が及ばない不運な事情が重なって、
ニッチもサッチも行かず動けない。

そういう時は、そっと静かに、
いい意味でやさしく放っておいて
もらいたいものじゃないですか。

静かに放っておいてあげること。

それもひとつの愛情じゃないだろうか?

であるならば。

「いつまで待てばいいんですか?」
「このままじゃだめでしょ」

と、相手を完全に否定する眼差しではなく。

「一緒に暮らす家族としては、
どういう支えや寄り添いができるだろう?」

まずはそっちに心を寄せていく。

その方が建設的だと思いませんか?

なあんて。

偉そうに思ったりもしますが、それは今
僕が落ち着いている状態だからだ、
ということもよーくわかるのでね。

あなたが焦る気持ちもわかります。
焦って当然です。それが親心です。

本当に行きつ戻りつなんだよね。

根性試される長期戦の耐久レース。
全然嬉しくないロングラン公演。

なのでマイフレンド。

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今日も良い一日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。