ああ、これは素敵だなあと思った。
「『だけど」ではなく、
『だから』と伝えてこそ人は納得するんだ」
日本講演新聞11月8日号「話のビタミン」、
ラジオ話芸人中村信仁さんの話だ。
ラジオ番組にリスナーから
「彼女に振られて仕事に身が入らない」
というメールが届いた。
中村さんがそれに対して
「辛い日々ですね。だけど前を向かなきゃ」
というありふれたコメントをしたときに、
師匠の日高晤郎さんに言われたのだという。
「だけど」は偉そうじゃないか、と。
なんか説教ぽくなっちゃう。いかにもアドバイスしてやっているみたいだろう。寄り添っていないんだよ。俺たちは誰よりも『あなたの気持ちを理解していますよ』という心持ちをメッセージに乗せなきゃ。それには『だけど』じゃなく『だから』なんだよ。たとえば……
冷たい風が吹いている、だけど、せめて心くらい熱くしていましょうや。
冷たい風が吹いている、だから、せめて心くらい熱くしていましょうや。
どうだい中村? どっちがいい? 心が弱っている人は、ただ励ませばいいってもんじゃない。下手な同情は余計に相手を傷つけてしまう。励まさず、同情せず、本人にハッと気づいてもらう。それが言葉と言葉を『だから』で繋ぐことなんだ。
おおおおおおおおお!
と思った。
っていうか、思いませんか?
いや、本当に僕は
「だけど」で
繋ぐタイプだなあとこれを読んで思った。
たぶんデフォルトの条件反射は
完全に「だけど」の人間だ。
桃太郎か浦島太郎で言えば桃太郎だし。
っていつものごとく話が逸れた。
だけど、せめて――。
だから、せめて――。
このニュアンス、大事にしていきたいなあ。
っていうか、思考回路自体、
根本的に変えていかなきゃね。
今年ももう残すところあと50日。
だからこそ、1日1日、
大事に過ごして行きましょカネコくん。
うん、できた。
ってなんとマア安直な!笑
今日も良い1日を。
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