太陽は難しい

 

 

結局のところ、北風と太陽の話なんだよね。

デジタル機器を取り上げて、
なんとしても再登校させようとする。

これは北風。

家の中をとことん安全基地にして、
美味しいご飯とあったかい布団を守り抜く。

これが太陽。

で、圧倒的に簡単なのは
北風吹かすことなんだよね。
なんでもそうだけど。

なぜか?

北風を吹かす。

これは「自分が動いている」状態だ。

自分が動くことで
相手が動くことを期待する。

要するに自分で物事コントロールしている。

太陽はそうじゃない。

ただただ「そのままであり続ける」状態だ。

自分で物事コントロールしようとしてない。
むしろ自分が動かないことを決め込んでる。

もしかしたら、相手は動くかもしれない。
ずっとそのまま動かないかもしれない。

「でも別にどっちでもいいんだよ☆」

それが太陽だ。

これは、めっちゃ厳しい。

ハスの花を愛でるお釈迦さんのような
スーッと澄んだ心が必要だからだ。

でもね、あえて厳しいことを言うのだけど。

子どもの不登校に関して、北風吹かして
「いいこと」ってほとんどないと思う。

いや、たまたま子どものタイミングと
バッチリ北風が合う時も稀にはあるだろう。

登校刺激の類を全部否定する訳じゃない。

でも往々にして逆効果になる。

それはこの活動をしていて
本当に感じるところだ。

何が言いたいか?

やっぱり結論は北風ではなく太陽。

ただ太陽は難しいよね?

「そうは言っても」と言いたくなるよね?

「永遠にこの”見守り沼”でのたうち回るの?」

そう逆ギレしたくもなるよね?

わかります。僕もそうでした。

だからいつも言ってることだけど
大切なのは「情報と繋がり」です。

あ、僕のこの話を聞き飽きてる方は
華麗にスルーしてください。

不登校のその先がどうなるか?
ご存知ですか?

知らないですよね?
大丈夫、僕も知りませんでした。

だから情報集めましょう。
こんな便利な本もあります。

情報を集めて頭ではわかっても、
悪いけど心がぜんぜん追いつかない。

そうなりますよね?
大丈夫、みんなそうですから。

だから同じ思いが通じる
仲間とつながりましょう。
親の会などの集まりに、
思い切って参加しましょう。

どうしても足が向かない、
という方もいると思います。

びーんずネットでは
「通信制の親の会」
のようなこともやってます。

ただこの会は非公開でやってるので、
もし本当にご興味あれば
びーんずネット宛に連絡ください。

昨日の午後受けたのは
広告関係のオンラインセミナーで、
ぜんぜん違う文脈で
北風と太陽のたとえが出てきた。

自社がエネルギーを使うことと、
顧客の中のエネルギーを方向づけること、
どっちが力強い効果を生み出すか、
確かそんなような話だった。

ただ聞いていて僕の中ではスッと
不登校と繋がっちゃったのでね。

つらつら書いてみた次第。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。