溜まっていたマグマは想像を超えていた

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試合開始早々の前半3分に
ギラヴァンツ北九州が先制したとき。

「今日こそは勝った!」

と思った。

「もしかしたら3−0になるぞ」とも。

続く前半6分に岡田の2点目が決まり、
一発レッドで相手が10人になって
その思いは確信に変わった。

ただ、溜まっていた選手たちのマグマは
僕の想像をはるかに超えていた。

J3リーグ最下位20位にして6連敗中、
JFL降格の危機にあるギラヴァンツ北九州。

昨日はいわてグルージャ盛岡との
第35節をDAZNで観た。

「一点さえ取れば全てが変わる」

ずっとずっとずっとそう思ってきた。

終わってみればなんと6−1の快勝。
実に9試合ぶりの勝利だ。

北九州は直近5戦にわたって
ずっと無得点だった。

とにかく一点が遠かった。

なによりも選手たちが一番
悔しく思ったいたハズだし、
文字通りゴールに飢えていた。

前節までとは別チームのような、
怒涛の、そして魂こもった
見事なパフォーマンスだった。
完全に生き返った。

なのでね。
俺っち点が入るたびに涙が出そうになった。

思ったこと――。

信じて見守るって、厳しいことだね。
本当に。

でもやっぱり大事なことだね。

結局のところ。

応援するってそういうことだよね。

うまく行かないもろもろ含めて
丸ごと全部受け止める。
賞罰で相手をコントロールしようとしない。
勝っても負けてもずうっと味方。

いやあ、言うのは簡単だけど、
厳しいし、苦しいし、難しい。

本当に難しい。

でもね、こうして報われる日が来るとね。

やっぱり嬉しい。
人生捨てたもんじゃない。

ゴール裏のサポーターたちに挨拶に行く
嬉しそうな選手たちの笑顔を見ていたら。

「雲の向こうはいつも青空」

という言葉が自然に思い浮かんだ。

もちろん最下位で降格の危機にある、
という北九州の厳しい現実は変わらない。
1ミリも変わらない。

でもね、たとえ目の前の天気が
どうであったとしても。

雲の向こうに青空が広がってるのは、
シンプルな自然の摂理だ。

オーレィ!

今日も良い1日を。

P.S.
なぜ僕がギラヴァンツ北九州で騒いでいるのか、ご存じない方はこちらご参照ください↓↓↓

うまくいかないことってある

2023.10.01
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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。