iPadが届く
この4月に忍介が入学した通信制高校。
基本、授業はオンライン経由だ。
なのでタブレットかスマホは必須。
ということで、、、
彼のiPadを買って、昨日それが届いた。
今朝起きると忍介がそれを
自慢げに見せてくる。
「なんだろうね? コレを何回も
開け閉めするのが楽しいんだよね」
そう言いながら、新品のカバーを
パカパカ開けたり閉めたりしている。
不思議な気分だ。
タブレットを使って家で授業を受ける。
黒板も教室も鉛筆も、通学さえも無い。
時代、だよねえ。
なぜか以前から株に興味がある忍介。
「へえ。iPadには株価も出るんだねー。
ヒマな時に見てみよっかな?」と彼。
「うん、見てみたらいいと思うよ」と僕。
学びと学習の違い
昨日読んだ広木先生の本
『子どもは「育ちなおし」の名人』
の一節に、”学ぶと学習は違う”
とあったのが印象的だった。
自分が夢を持ってそのために勉強することを、専門用語では学びといい、それに対して学習というのは、自分の意思とは関係なく刺激に反応して、活動し行動が変容することです。だから、猿や鼠や昆虫は学習しますが、けっして学びません。学ぶのは人間だけの行為です。こうした専門用語に引きつけてみると、見捨てられ不安に追い立てられてやりたいことを抑圧し、自分の夢を探すことさえ忘れてただひたすら成績を、順位を上げるためにやってきた勉強は、いわば学習的な勉強だということです。わたしが、子どもたちの勉強に願うのは、それが学びであってほしいということです。
どうですか?
沁み入りませんか?
自分の意思とは関係なく、
刺激に反応して行動が変容するのが学習。
だから猿は学習するが、けっして学ばない。
学ぶのは人間だけの行為――。
願わくば
10代の頃に自分がやっていたのは
思い返せば、ほぼ学習だったなあ。
僕はマーケティングが好きなんだけど、
今は日々、マーケティングを
少しずつではあるけれど
学んでいるという実感はある。
通信制高校は3年間で74単位だっけ?
単位を取っていく必要がある。
それらが彼にとって学習ではなく、
少しでも何か、学びにつながって
いくものであればなあ、と。
願わくば…。
ピッカピカのiPadを見ながら思った、
そんな春の朝だった。
今日もステイ・ホームで、良い1日を。
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