たまたまうまく走れてただけ

 

 

今日は備忘録です。

昨日走った今シーズン初の30km走。

「ペースは1キロ5分24秒」

3週間前のハーフでは
5分7秒で走り切れたのでね。

距離のことも考えて
そう設定したのだけれど、、、

27kmまでしか持たなかった。

タイム:2時間46分31秒。
平均ペース:5分32秒
平均心拍:149bpm
平均ピッチ:179spm
平均ストライド:1.01m

ピッチも少ないし、ストライドも短い。

結構キツかったし、最後に盛大に
失速したけど、キロ6は越えなかった。

まあ5分台で走れたので良しとしよう。

思ったこと。

にんげんってつい、忘れるよね。
傲慢にも。

本当に自分に甘く、他人に厳しい。

昨日も言った通り、コースは2.5kmを
折り返す往復5kmのコースを6周する。

だから同じ30kmを走る人たちと
折り返し何度もすれ違う。

なんとなく顔も覚える。

だいたい15kmくらいまでは
みんな割と元気だけど、後半になると
ガックリとペースが落ちる人も出てくる。

歩いちゃう人もいる。

そういう姿を見て思う。

「歩いちゃダメっしょ?」

自分を鼓舞する意味でも
「俺は歩かない」と心に決める。

でもこれは「傲慢」だ。

27.5km地点。あと2.5km。

これまで走ってきた距離を考えれば
2.5kmは鼻くそみたいな距離だ。

さあ、頑張れ。あと少し。

ところが折り返して走り始めた瞬間、
結構な向かい風にぶち当たって。

どう頑張っても
今までのスピードがぜんぜん出ない。

ダメだ、全然進まない。

ああ、キツい。
もう嫌だ。
最後だし歩いちゃう?

そのとき遥か彼方に
例の30km走の人の姿が見えた。
さっきと同じように
歩いてこちらに向かっている。

「歩いちゃダメっしょ?」

なんて威勢のいいことを思ってた。
そんな傲慢な僕をまるで諌めるみたいに。

歩いてでも投げずに
ゴールに辿り着こうとしている。
それだってすごいことだ。

自分が思い通りのペースで走れてた。
だからって上から目線で見ちゃダメだ。

にんげん、自分がうまく行かなくなって
初めて気づくんだよね。
本当に傲慢だよ。

「謙虚に行きましょ」
「お前はたまたまうまく行ってただけ」

しみじみそれを味わいながら残り10数分、
トボトボ走りでゴールにたどり着いた。

謙虚に行こう。
たまたまうまく走れてただけ。

忘れちゃダメよ、純ちゃん。

今日も良い一日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。