言葉の向こうに隠された願い

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不登校新聞5月1日号を読んだ。

星の会の加嶋文哉さんの
「不登校 親の失敗談から見えること」。

毎回楽しみに読んでいるのだけど、
今回の話は特に、きっと色んな人の
参考になるだろうと思うので紹介。

どういう話か?

何年も前の話を持ち出すわが子の話だ。

「こうなったのは親のせいだ。
昔の自分にもどせ!」

そう言って、子どもがテーブルやテレビ、
棚をバットで壊す。

家中の家具をバットで壊してまわるので、
しまいには家にある家具で壊すものは
ほとんどなくなってしまったのだという。

そう話すCさん。胸が痛くなる話だ。

その後に続くCさんの言葉にハッとなった。

「ただ、最近わかったことがあります。『昔の自分にもどせ』は、昔のようなやる気を持っていた自分になりたい、今の自分を受けいれることはできないと言いたかったみたいです。それなのに、私たちは、昔のことをいつまでも言っていてもしかたない、これからのことをいっしょに考えようと言っていました」

昔の自分にもどせ!

つい、言われた言葉通りに
捉えてしまいがちだけど、、、

その言葉の向こうに隠された願い、
というものがある。

いや、本当に難しいことだとは思う。

でも、何年も前のことを、
今さらなんで?
しかもできもしないことを――。

そうやって思考を閉じてしまう前に。

もしかしたら、その言葉の向こうに
隠された意味や願いがあるんじゃないか?

そう子どもの気持ちに寄り添えたら、
……受け取り方も随分変わりますよね。

いや、簡単じゃないと思いますよ。
聖人君子じゃあるまいし。

ただ、こういう事例を知っておくことは、
決してマイナスにはならないと思った。

確かに難しいとは思うんですよ。
超能力者じゃあるまいし。

って、いい加減しつこいか。笑

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。