ずいぶん昔のことだそうだけど。
自称「不登校の専門家」が、
不登校親の会のことを
「素人の集まりに何ができる?」
と言ったとか。
素人の集まりだからこそできることがある。
900回の例会を重ねて見えてきたこと――。
不登校新聞12月1日号「傘を差し出さずに」
という「星の会」加嶋文哉さんのコラムが
とっても良かった。
かいつまんで紹介。
不登校の親の会の例会に参加したお母さん。
お子さんの状況を話すうちに、
途中から涙で言葉が詰まってしまう…。
そういう人にどう向き合うか?
アドバイスをして、結果、その人が
元気になるということもあるかもしれない。
でも、そのアドバイスは人によって
「実感のない背伸び」
に感じられることもある。
こんなにいっぱいいっぱいのなのに
「今のあなたではダメ」と
言われている気がしてしまうかもしれない。
「星の会は、傘(助言)を
差し出すことはあまりしません」
と加嶋さんは言う。
代わりにいっしょに雨に濡れることを大切にしています。何もしないで側にいる他者の存在は、混乱してひきつった心を癒します。それが折り合いをつけながら等身大で行きていく力にもなるでしょう。
だから話す時も「今の自分」からではなく、
「過去の自分」の経験談を話すという。
良かれと思ってしたこと・言ったことが、
今思えば結果として子どもを追い詰めたり、
傷つけてしまったような「失敗談」を。
一緒に雨に濡れること。
失敗談を共有すること。
ホント、そこだよなあ、と。
専門家ではない集まりだからこそ、だ。
親の会に行くのにハードルが高い人の
参考になればと思う。
誰の台詞だったか忘れたけど、
「親としての失敗談ならいくらでも話せる」
と明るく笑う人がいた。
まあ、僕もそうだ。笑
6年前、うまく行かない日々に悩んだ。
記録に残っているので、ご興味あれば。
不登校日記|僕らの場合
https://ftk-gift.com/truancy-diary/
今日も良い1日を。
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