「みんなのため」ということは、結局

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「お父さん何の本を読んでるの?」
と忍介が聞くので、タイトルを見せた。

本屋、はじめました
新刊書店 Title 開業の記録 辻山良雄著

「お父さん、本屋始めたいの?」

いやいや、そういうわけじゃない。
ただ一応出版業界のことを知ろうと思って、
こういう本を今、いくつか読んでいる。

そういう興味で読み始めたのだけど、、、

物件探し、
店舗デザイン、
カフェのメニュー、
イベント、ウェブ、
そして「棚づくり」の実際

「自分の店」をはじめるときに、
大切なことはなんだろう?

帯にそうある通り、
著者の思いが詰まった良い本だった。
読み物として、
ひとつの物語として、とても楽しく読めた。

ご存知の通り、書店経営は厳しい。

僕も、本はAmazonで買うことが増えた。
きっとあなたもそうだと思う。

そういう中にあって、
本屋さんの意義ってなんだろう?

これからは<町の本屋>という
その言葉の表す内容が変わる、
というこの一節が良かった。

これまでの町の本屋は、考えてみれば不特定多数の<みんな>を相手にした店づくりをしてきました。<みんな>が行くのに便利な場所につくり、<みんな>が求めるベストセラーを確保し、店内に置く商品は<みんな>に合わせて、売上順位の高いものから置いていくという店です。しかし人の生活スタイルが変わり、もっと便利な大型店やインターネット販売に、そのお客さまであった<みんな>を奪われてしまうと、従来の意味での町の本屋は途端にその存在意義を失うことになります。

今、個人店において、<みんな>のための店ということは、結局誰のための店でもなくなっていることを現しているのではないでしょうか。

そしてこのブログでは例によって例のごとく

論理がググッと飛躍するのだけど。笑

学校も、教育も、この図に
なっていやしないだろうか?

「みんなのため」ということは、結局
「誰のためでもない」ものになってしまう。

と、言ったら言い過ぎだろうか?

いや、むしろこれからの時代、
なんについてもこの視点は
常に忘れないようにした方がいい。

そんなこんなを思った。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。