著者は30歳までひきこもり、小説を書いて新人賞応募、落選したので自殺がよぎる頭を強く振って旅に出た。資金は全財産の40万円。行き先は欧州。期間は約1カ月。
――という設定にひかれて読んだ。
『人生ミスっても自殺しないで、旅』
という本を紹介する、ごくごく短い記事だ。
僕は26歳で会社を辞めて、翌日から1ヶ月、
一人でスペイン貧乏旅行をしたことがある。
なので、ちょっと親近感が湧いてしまった。
僕が一番シビれたのは、
夢破れて旅する男が道に迷っているとき、
現地の町の人たちがかけた言葉だった。
道に迷う彼に、ヨーロッパの人たちは
果たして何と声をかけたのか?
それは、、、「エンジョイ」。
なんていうんだろう?
異国で、道に迷って、困ってるのにね。
「エンジョイ」
この脱力感と、そんでもって
深く逆説的に響く優しさのようなもの。
読んでもいない本だけど、
タイトルと設定と、
そしてこの達観の破壊力に、
割とズバッとやられた。
いや、ホントそうだよね、と。
さ、今日もエンジョイしましょ。
良い1日を。
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