日本講演新聞の9月20日号。
漫画家の棚園正一さんのお話が
大々的に載っていて嬉しかった。
棚園さんの本は不登校関連の本では
絶対マストだと思うので、ぜひ
実際にお読みいただくこととして――。
社説で編集長の水谷もりひとさんが
紹介していたエピソードが
大変印象に残ったので紹介。
奈良県安養寺の住職、
松島靖朗さんが15歳のときの話だ。
「どうしたら世界は平和になるか?」
と先生に問われた。
「宇宙人が攻めてきたら、地球の人たちは
協力して平和になるんとちゃいますか」
と松島さんは答えた。
つまり、人類共通の敵が現れることで、
人々は力を合わせ、協力し合い、
その結果、世界平和が実現する、と。
それから30年。
「新型ウィルス」
という「人類共通の敵」が本当に現れた。
今、世界はどうなったか?
松島さんは言う。
「なにが『不要不急』か。それぞれの『正しさ』がぶつかり合っています。……誰もが評論家になり、『正しさ』を主張し合います。どうして『こちら』の正しさがわからないのか?……みんなが力を合わせるどころか、分断は加速するばかりです」
水谷編集長はこう書く。
そもそも世界平和をかき乱す大きな要因は「自分は正しい」ではなかったか。過去の戦争がみんなそうだったように。
だとしたら今の世の中は新型ウィルスの狙い通りになっているのかも。
ため息が出るくらい、本当にその通りで。
残念ながら猿たちがお互いに泥団子、
投げ合ってるみたいだもんな、今って。
そして正しさについて僕が思い出したのは、
詩人の吉野弘のこの言葉だった。
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
ちなみにこの詩「祝婚歌」は
ものすごぉぉーーく、良いです。
過去に詩の全文を紹介しているので、
よろしければこちらも是非。
と、ひかえめに終わらせておく。笑
今日も良い1日を。
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