子どもに期待してはいけない

 

自分たちが出版しているから、
あんまり頻繁には言ってないのだけど、、、

ホント、いい本だよなーと思う。

びーんずネットのセミナーではおなじみ、
コピーライターの蓑田雅之さんが書いた
『もう不登校で悩まない!
おはなしワクチン』のことだ。

タイトルも、中身も、装丁も全部イイ。

ついでに組版も読みやすくてすごくイイ。

あ、組版したのは不肖ワタクシですからね。
ちゃんと奥付にも印刷されてます。

フォント、字数、行数、ノンブル、柱。
それはもう、こだわりましたよ。

そういう目でもぜひ、見てくださいね!

という自慢をしたくて書くんじゃなくて。

今朝も不登校関係の本をおすすめしようと
本棚を眺めてたんだけど、うっかり
『おはなしワクチン』を手に取って
パラパラ読みだしてしまった。

まさにうっかり、だ。

それこそかっぱえびせんになっちゃう。

え?
言ってる意味がわからないって?

やめられないとまらない、のことですよ!

例えばこんな一節。

学校は電子レンジではありません。子どもをなかに入れ、スイッチを押せば、立派な子に育つなんてことはありえません。どんな学校でも同じです。サドベリーだろうが、普通の学校だろうが、伸びる子は伸びるし、伸びない子は伸びないのです。

いや、そもそも子どもに「伸びる」ことを期待すること自体、間違っているかもしれない。

なぜ子どもに期待してはいけないか? それは前にも書きましたが、「子と親は対等な関係であるべきだ」と思うからです。対等な人間に対して何かを期待するなんて、親子の間でも少し失礼ではないでしょうか。

たとえば子どもから「パパはもう少し立派な人間になってほしいな」とか「お金持ちになってくれたら嬉しいな」なんて期待されたらどう思います? 人から期待を寄せられることってありがたいことですか? 私は迷惑なんじゃないかと思います。

子に対しても同じです。「逞しい子になってほしい」「個性的な子になってほしい」「夢に向かって生きてほしい」などと親が期待するのは、余計なことではないか。子どもとしては、「うるさい、ほっといてくれ」となって当然でしょう。

こうして私は、少々極端ないい方ですが、「学校に何かを期待してはいけない」「子どもに何かを期待してはいけない」と思うようになったのです。

(P.133「第5回 勉強しなくて大丈夫?」より)

どうです?

相当ガツン!と来ませんか?

全編こんな感じです。
目からウロコだらけの、すごい一冊です。

いや、本当に。

古い価値観や常識、思い込みを
とんでもなく素敵に、わかりやすく
アップデートしてくれます。

まだお読みでない方はぜひ。
https://peraichi.com/landing_pages/view/vaccine

今日も良い1日を。

P.S. 書店やアマゾンでは買えません。上記URLよりお求めください。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。