休もうと思えばいつでも休める

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会社員だったころ。

金曜の夜はハッピーだった。
そして日曜の夕方は憂鬱だった。

髭剃りの刃は毎週月曜日の朝に替える。

憎っくきブルーマンデーをやり過ごすべく、
せめて髭だけでもキレッキレの刃で
パリッパリに剃りたいからだ。

ちなみに月曜の髭剃り刃交換の習慣は
今も続けている。

ただしこれは惰性だ。
今はブルーマンデーも週末は関係ない。

ただ、、、

ならばフリーランスになればこのような終末(週末だけに)から解放されるかというと、確かにフリーランスは土日休んで月曜出勤というような決まりはなく、休もうと思えばいつでも休める。

これは「永遠に休めない可能性がある」という意味でもあり、逆に仕事が全くないという理由で休みしかない時もあり、これが続くと「永眠」という意味でのエターナル夏休みが訪れる。

このようにフリーランスのフリーというのは「3億種類の死に方が君を待っている! 君だけの最強の死因デッキを作ろう!」というフリーシナリオ的な意味であり、間違っても「自由に生きられる」というわけではない。

とまあ、カレー沢薫さんは
毎度ながら本当に面白いのだけど、

フリーランスについて言えば
まったくもってその通りで。

休もうと思えばいつでも休める、
その辛さもあるんだよね……。

という、きっと一番誰からも
共感されないであろう話題で
秋の穏やかな土曜の朝を締め括る。

僕:今日も頑張ろうね。
悪魔:でも午後は休んじゃおっかなー。

良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。