差し出された手につかまることはできた

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なんだか本当にドラマみたいな展開だな、
と思った。

成幸さんは中学校で不登校になった。
定時制高校卒業後、働き始めたが続かない。

昼夜逆転でゲーム三昧。
ひきこもりを認めない父親とやりあって、
家の中で包丁を振り回した。

先の見通しがつかない日々。

そんな中で転機はふいに訪れた。

運動不足で痛風になってしまったため、
医者に勧められて
成幸さんが「散歩」をしていたとき。

一台の軽トラが隣に止まった。

そして運転席の男性が
成幸さんに話しかけてきた。

と、続きは記事をお読み頂くこととして。

本当にそうだよね、
と思ったのはこの一節だった。

ひきこもり経験者の集まりで話される事例の中で、脱出のきっかけになったのは、「第三者との出会い」と答える人は多いという。

成幸さんがひきこもりを脱出できたのは、間違いなく今の会社の社長が声をかけてくれたのがきっかけだ。自分から手を伸ばすことはできなくても、差し出された手につかまることはできたのだ。今よりもっと、差し出される手が増えていけば、誰もが生きやすい社会になるのではないだろうか。

自分から手を伸ばすことはできなかった。
でも差し出された手に
つかまることはできた。

誰しもその人にとってのタイミングがある。

成幸さんの場合はたまたま、
そのときお金が欲しい理由もあった。
それでこの軽トラが運命の一幕になった。

記事冒頭、不登校のきっかけとなった
成幸さんの中学校でのバット振り回し事件。

15年越しの真実も、それを受けての
「あの子はいちばんやさしいんですよ」
という母親の一言もしみじみ響いた。

よろしければ。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。