いちばん、出たいのは、隆三だよな

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昨日に続いて2002年の日韓W杯、
20周年の余韻が個人的に消えない。

あの夏、幸せだったな

2022.07.07

Number Webで森岡隆三の記事を読んだ。

森岡はトルシエのフラット3で
不動の中軸、そしてキャプテンだった。

初戦のベルギー戦で負傷退場し、
以降、宮本恒靖にその座を譲り、
最後までピッチに戻ることはなかった。

光あるところに影がある。

とても感慨深い記事だった。

結局最後まで森岡の左足の
違和感の理由はわからなかったという。

MRIで調べても異常は見つからない。
そして何本注射を打っても違和感は残る。

眠れない日々。

どれだけ悔しかっただろう?

最後ラスベガスへの逃避行のくだりでは、
思わず鼻の奥がツンとなった。
とても良い記事だったので、
興味ある方はぜひ全文を。

僕がいいな、と思ったのは
最初のこのくだりだった。

初戦を終えて、第2戦を控えていた。
でもまだ思うようにプレーができない。

それを森岡が告げたときのことだ。
納得いかないトルシエは吠えた。

「ヒデは捻挫してもやっている、ツネもフェイスガードをつけてやっている! お前はチームのリーダーなのに、なんでこのワールドカップでプレーできないんだ!!」

トルシエ監督が大声を発し、ダバディがそれにつづく。

「プレーできない理由を知りたいのは、俺自身だよ!」

と言い返したい。しかし、痛みの原因もわからず、そもそも怪我であることも周囲には伝わりにくい状況だった。何も言えず、ただ黙るしかなかった。

そんなやり取りを見ていたのか、トルシエ監督がその場を去ったあと、ゴンさんが近づいてきてボソッとつぶやいた。

「いちばん、出たいのは、隆三だよな」

ただそれだけだった。だが、その一言がどれだけ救いになったことか。

思わず目の奥が熱くなり、涙が出るのをこらえた。

「いちばん、出たいのは、隆三だよな」

この一言がね、すっと普通に出るから
中山雅史は誰からも愛されるんだよな。

本当に、本当に、本当にそうだ。

そしてここで例によって例のごとく
話は急旋回をするのだけど、、、

これ、不登校やひきこもりも
ちょっと似たところがないだろうか?

実は学校に行けない理由を一番
知りたいのは本人だったりする。

でもそこで僕ら、ありがちなのは
トルシエのようになぜだ、なぜだ、
と吠えたててしまうことだ。

中山のようにちゃんと本人の心情に
やさしく寄り添えているだろうか?

はい、わかってますよ。
強引だって言いたいんでしょ?笑

でもそれがこのブログの持ち味なんです。

ということで、今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。