両面から見ないといけないなあ、と

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ああ、と思わず声が出る内容だった。

全4話のママスタセレクトの記事、
「なぜ挨拶を無視するの?」
自分を嫌っているママとの付き合い方

を読んだ。

娘が3歳のとき、引越した先のマンション。

ロビーで娘と同い歳くらいの娘さんを連れた
上品で綺麗なママとすれ違った。
どうやら同じマンションに住んでるらしい。

「仲良くなれたらいいな」

そう思って挨拶した。
そしてマンションや近所ですれ違うたび、
挨拶し合う仲になった。

翌春。

幼稚園の入園式に行くと、
例の上品ママがいる。
娘同士、同じ幼稚園になったのだ。
嬉しくて声をかける。

ところが、心なしか
彼女の笑顔が引きつっている。
それ以降、なぜか
冷たい対応をされる羽目に。

そのうち完全無視されるようになった。

無視される覚えなんてまったくない。

娘の手前もある。
挨拶は社会人の基本。
無視されるからといって
こちらが挨拶しないわけには行かない。

「こんにちは」
「(無視)」
「こんにちは」
「(無視)」
「こんにちは」
「(無視)」

そんな日々が続く。
無視されるたび、睨まれるうちに
こちらの心もどんどんすり減って……。

という無視されるママの話から、一転。

第3話からは無視を続ける
上品ママからの視点に切り替わる。
そしてなぜ上品ママが太陽ママを
無視していたのかが明らかになる。

短い話なので、読んでいただくこととして。

本当に、物事って
両面から見ないといけないなあ、と。

僕にはママ友のつきあいはわからない。

でも上品ママの
「苦手意識」は、かなりわかるほうだ。

ただ、第2話まで読んだ時の気持ちは、
彼女のことなんて全然理解できなかった。

こうしてお互いの心中を俯瞰で見せられて
初めて、そういえば、という
伏線に気づくことができた。

挨拶を無視するのは良くない。

でも、なんというか、にんげん、
簡単に早合点してもいけないね。

両面から見た方がいい。
できるなら――。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。