かわさき市民活動センター主催のイベント
「ごえん楽市」に昨日はパネル出展した。
うちの奥さんが「川崎の親子を考える会」、
僕が「びーんずネット」を担当した。
川崎の親子を考える会では、アメリカの
臨床心理学者トマス・ゴードンが開発した
「親業」を紹介している。
より良い親子関係を育むための
コミュニケーション・メソッドだ。
お子様向けのスタンプラリーでは
こんなアンケートをした。
トリケラトプス
「お腹が空いたなあ。
でもバナナは食べたくないよ…」
悲しそうなトリケラトプスくんに、
あなたなら何と言ってあげたいですか?
言ってあげたい言葉にシールを貼ってね。
A「好き嫌い言わないで食べなきゃだめ!」
B「食べないと強い恐竜になれないよ!」
C「お腹が空いてるけど、バナナはイヤなんだね」
あなたなら、悲しげなトリケラトプスくんに
なんと声をかけますか?
ちなみにアンケート結果はこうだった。
A:11票
B:14票
C:7票
え?
AでもBでもCでもない?
そういう子も結構いました。笑
以下はその子たちの回答。
「バナナはとても栄養があるよ」
「じゃあ私が食べちゃうよ」
「食べてみたらおいしいかもよ」
「なんでバナナだけ食べたくないの?」
「バナナがイヤならえいようまんてんのやさいジュースをのめ」
「がんばって食べてボスの**のいばりんぼうをたおそう」
「がんばったらみんなが何かくれるかもよ!」
「強い恐竜になれなくてもいいんだよ」
「ピーマンたべろ」
「バナナたべないならピーマンたべて」
いかがでしょうか?
トマス・ゴードンは
「心理学を一般大衆に贈った」として、
全米心理学財団から長年の功績に対して
ゴールドメダルを授与された心理学者だ。
彼によればこれらの言い方はすべて
避けるべき、子どもが親に対して
心を閉ざしてしまう言い方だ。
ゴードンはこれらを
おきまりの12の型(The 12 roadblocks)
と呼んでいる。
唯一、12の型に入っていない言い方、
それはCの「お腹が空いてるけど、
バナナはイヤなんだね」で、
これがいわゆる
能動的な聞き方(Active Listening)だ。
・繰り返す
・言い換える
・気持ちを汲む
いずれかでまずは相手の言葉を受け止める。
それが「能動的な聞き方」なのだけど、
昨日の結果を見て思った。
子どもたちはきっと日常的に
「12のおきまりの型」
を聞かされているんだろうなあ、と。
40人以上の回答の中で、
Cの能動的な聞き方で答えようという子は
7人だけだった。
改めて、相手の言葉を受け止めることの
難しさを知ったアンケート結果だった。
そして思った。
やはり一人でも多くの親に
「親業」を知ってもらいたいなあ、と。
本当に愛と平和のメソッドだと思う。
(ピース!)
親業について詳しくはこちら
https://ftk-gift.com/category/parparent-effectiveness-training/
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