「正しさ」の「怪しさ」を知ること

 

 

いやぁ、本当に反省です。

「あり得ない!!!」

そう、本当にあり得ない。

だってこんなこと今まで一度もない。

これはもう絶対に、断固として
A社に何かおかしいところがある!

と思って証拠の品を全部携えて
A社へ行って事情を説明する。

「あの、すみません、お客さま、
それはあちらの窓口で……」

と、初っ端からたらい回しにされたことで
まず一段も二段もヒートアップが加速する。

次の窓口で同じ話をするも、まったく
こちらの言い分は聞き入れてもらえない。

担当者の弁明は僕には典型的な
お役所仕事のように映る。

これからハルマゲドンが起ころうとしてる。

なのに自分だけパジャマに着替えて
早く眠ろうとしてるみたいだった。

カッカしつつ家に帰る。

悔しい。

でも泣き寝入りだけはしたくない。
だってこんなのあり得ないじゃないか。

なので深呼吸してもう一度、
担当者の言葉を全部思い返してみた。

あれ?

ちょっと待って!

もしかして?

証拠の品を全部並べて仔細に検討する。

まあ、原因の特定に至るまでには
僕にはまたドラマがあるのだけれども、
そこは話が長くなるので端折る。

結果、A社ではなくまさかのB社の工程に
原因不明のバグがあることがわかった。

何が言いたいか?

「絶対にA社がおかしい」

そう決めつけてしまっていたこと。

自分が正しい。相手が間違ってる。

これ、本当に何もいいことないよねと。

確かにあり得ない事態だった。

「あり得ない!」

その思いだけで、冷静に原因を探る前に
衝動的に動いてしまっていた。

疑念と怒りで目は簡単にくもる。

まったくB社の工程が見えなかったし、
B社の存在自体、思い返しもしなかった。

「自分は正しい」という思い込み。
その「正しさ」の「怪しさ」を知ること。

そこが物事の出発点だ。

――という本を今月、
自分たちが出版したばかりなのに!

「早速やっちまった」という反省です。

その新刊が長阿彌幹生さんの
『不登校サポーター養成講座』。

「気持ちに寄り添い、
共感できる「伴走者」になるには」

というのがサブタイトルだ。

第1章にはけっこうな
「衝撃のアハ体験」があります。

それこそ自分の「正しさ」の
「怪しさ」を思い知ることができます。

何がどう怪しいかは、読んでのお楽しみ!

と、反省から宣伝につなげて終わります。笑

よろしければぜひ。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。