フランスの子どもたちは消しゴムを使わない

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すっかり早起きになった我が家の19歳。

僕は大抵5時に起きるのだけど、
最近は彼と生活リズムが合うようになって。

ここのところよく、2人で
朝のおしゃべりタイムを楽しんでいる。

詳しくは書かないのだけど、
今朝彼とあれこれ話している間にひとつ、
そういえばと思い出したことがあった。

フランスの子どもたちは消しゴムを使わない、
という話だ。

あ、わたくし実はフランスかぶれなのでね。

パリっ子は信号を守らない

2018.09.12

フランス企業の日本支社で5年働いてもいた。
なので、以下は豆知識です。

フランスの子どもたちは消しゴムを使わない。

そもそも筆記具に鉛筆を使わない。

小学生でも鉛筆ではなくボールペンを使う。
中学生になると万年筆を使うようになる。

すごいよね。

そんでもって。

間違えたところは間違えたところとして
そのまま残す。

消しゴムで消さない。

そうすることで間違いを自覚し、
どこでつまづいたかを考えるようになる。

これ、書きながら今思った。
「意外に大きいことかもなあ」と。

消しちゃうんだよね、日本では。
間違いを。

でもそれって間違いを
隠しちゃうことにもなるんだよね。

そして間違いを恥じるようになる。

なんでもかんでも
フランスがいいとはさすがに言わない。

でもこういうのもお国柄、みたいなものに
実は結構根深く影響している気がする。

鉛筆と消しゴムを使うのか?
ボールペンや万年筆を使うのか?

間違いを隠して恥じるのか?
間違いを残してそこから学ぼうとするのか?

ちなみにフランス豆ネタもう一個言うと。

向こうの教科書って
ビニールのカバーつけて使うんだよね。

そんでもって絶対に落書きは厳禁。

なぜか?

答えは「何年も何人もが使うから」。

つまり、教科書は自分のものじゃない。

使いまわすのだ。

去年の3年生が使ったものを、
今年の3年生が使うし、来年の3年生も使う。

だからカバーをかけて
傷まないようにして大切に使う。
もちろん落書きは絶対ダメと。

めちゃエコですね!

これもお国柄につながってるような――。

という単なる豆ネタ自慢、
みたいになっちゃいました。

それだけです。
お楽しみいただけたら嬉しいです。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。