2019年の3月に初めての本を出版して以降。
昨日は僕らにとっては
14冊目となる本の「入稿」をした。
順調に行けば来月中旬に発売予定だ。
今は束見本に表紙を巻いて、それを
手に取りながらずっとニンマリしている。
本を作るのは大変だ。
だけど、楽しい。
なにせ沢山の人に届けられる。
そしてその人の好きなタイミングで読める。
その人がその人のペースで
好きに読むことができる。
それが、いいよね。
その人の好きなタイミングで読める。
その人がその人のペースで読める。
あ、書いてみて思った。
これ、学ぶことも同じじゃないかな?
小学何年生で何何を……。
中学何年生で何何を……。
その年齢で学ぶって決めてるけど。
本当はその人のペースで、
その人の興味でやればいい。
我が家の19歳見てても思う。
いわゆる小学何年生で何何を、
中学何年生で何何を式の勉強は
この10年間、彼は一切していない。
でもだからと言って、
知的に未成熟だというわけでもない。
むしろ難しい哲学書を数多く読んで、
形而上学的思考を楽しんでいる。
その部分で言えば普通の19歳より
ずっと成熟していると感じる(親バカ)。
自分なりのペースで、
自分なりの興味で生きてきた。
それがいい形になっている。
ただね、残念なことにペーパーテストの
今の受験システムには大いに苦しんでいる。
本当にこれ、なんとかならないものかな?
彼が毎日頑張っていて、でも散々
苦労しているのを見るにつけ、そう思う。
って話がそれた。
その人がその人のペースで学ぶ。
それは子どもだけでなく、大人もだ。
特に子どもの不登校に向きあうときには、
それこそがとても大事な気がする。
昨日の『不登校からの進路選択』の
「回復過程」の話じゃないけれど、、、
不登校に向きあう「親」にも
それぞれ、理解や受容の段階がある。
最初から「自由な学びばんざい!」
と明るく叫べる人はごく少数だ。
「親として本当にいいんだろうか?」
とたいていの場合は悩む。
僕もそうだった。
あれもこれもと情報を取る中で、
少しずつ、たまねぎを剥くように
少しずつ、本質に近づいて行く。
正直に言うと……。
来月出す本は不登校初期の親にとっては
少々、実践的ではない本かもしれない。
でもぜひ手に取ってみてほしい。
そして長く手元に残してほしい。
時間はかかるかもしれない。
でもいつかきっと、
気がつけば深く心に沁みている。
そんなあなたに寄り添い続ける
『不登校の手帖』になると思います。
今日も良い1日を。
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