あれから10年

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「10年目の節目にはぜひ触れよう」

そう思っていたのだけど、、、

気づけば普通に過ぎちゃってた。

何が10年目の節目なのか?

『不登校日記|僕らの場合』のことだ。

僕が息子の不登校について
自分の両親に宛てて書いた「忍介通信」。

これはちょうど10年前、
今ぐらいの季節に書き始めたものだ。

記念すべき最初のメールは
2013年12月13日、14時52分に送信した。

それがこちらだ。

簡単ではないというのが印象で、覚悟でもあります|両親へのメール(不登校31日目)

2018.02.19

毎回、昼休みにカフェに行って
ランチ食べつつ、スマホで書いた。
たいてい、1時間みっちりかかった。

懐かしいな。笑

もちろん、両親以外に読ませるつもりは
まったくなかった。

でも・人生は・本当に・わからない!

まさかまさかで、夫婦で不登校をテーマに
活動を始めるようになった。

そのとき、過去に自分が書いた文章を
読み返してみて、思った。

これはあくまでも我が家の場合でしかない。

でも多くの不登校の子を持つ親にとって、
何か、どこか、参考になる部分も
きっとあるはずなんじゃないかと。

そういう思いから公開した。

インタビュー事例集を注文した方には
特典として、新たに書き下ろしの
まえがきとあとがきをつけて、また
うちの奥さんへのインタビューも追加して
冊子にしてお贈りしている。

おかげさまで――。

『不登校日記|僕らの場合』は
非売品の特典ではあるものの、
びーんずネットの印刷物の中では
もっとも多く発行されてきている。

それだけたくさんの人に読まれている。
そして嬉しい感想もいただく。

あれから10年。

我が家の王子も18歳になった。

デモクラティックスクールを辞めたり、
2年間完全に家にひきこもったり、
あれやこれやの紆余曲折もあって、
今は彼らしく過ごしている。

そしてなんと毎日、
自宅警備員だった昼夜逆転のゲーム狂は
日中、塾に通って勉強をしている。

「勉強? 大学受験?」

不登校なりたての10年前の自分が聞いたら、
きっと信じなかったと思う。

でも現実にそうなってる。

別に大学への進学が正解だとも思わない。

でも「良かった」とも思っている。

なぜか?

すべて彼が自分で選んでのことだからだ。

誰に言われたわけでもない。
自発的にそうしているのが何よりだと思う。

「自分の人生を、自分が生きる」

こうして言葉にしてしまえば、
実に陳腐で当たり前のことだ。

でもこれをできている人は意外に少ない。

僕も10年前はできていなかった。

でも今は自分の人生を生きている実感は、
おかげさまで持てている。

収入は文字通り激減しましたが……。

「会社員はボーナスあっていいよな!」

あ、こっち方面の話になると途端に
愚痴っぽくなるのでここでやめる。笑

10年記念、ということで書いてみました。

今日も良い1日を。

P.S.
『不登校日記|僕らの場合』の冊子を特典としておつけしています。
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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。