僕がマラソンを好きなところ

 

 

 

すみません、今日もランナートークです。

つくづく不思議な競技だなあと思う。

市民マラソンのことだ。

「敵」はいない。
そもそも対戦相手すらいない。

共に走る人たちはみんな仲間だ。

42kmという、途方もない距離を
進んで走る酔狂な人たち。

その人たちにどうやって
敵愾心を抱けばいいというのか?

単なるおバカな「仲間」でしかない。

1万5千円という高額な参加費を払って、
進んで耐え難い苦痛を受け入れる。

おバカな愛すべき仲間たちだよ。

「じゃあ、誰と戦うのか?」

基本、人とは戦わない。

あえて言うなら、
戦うのは「自分自身と」だ。

「きゃー、カッコいい!!!」

でもそうなのだ。

戦うのは自分自身。

だってさ。
一昨日も思った。

片道5kmのコース。
別に誰かが常に見張ってるわけでもない。

途中でトイレに行くふりでもして
すっとコースを外れて、、、

そっから逆向きに走ったって別に構わない。

そうですよね?

「そうすりゃ楽じゃん」

でも誰もそんなことをしない。

なぜか?

ズルして走っても楽しくないからだ。

ズルなんて誰もしない。
物理的にはできるけど誰も絶対にしない。

だからそもそも審判もいない。
みんな進んで苦行に励む。

なぜか?

他ならぬ自分自身との戦いだからだ。

ここが、僕がマラソンを好きなところだ。

過去の自分に勝つ。

年々、自分が年老いて行く中で、
去年の自分に勝つ。
一昨年の自分に勝つ。
3年前の、5年前の自分に勝つ。

これはやっぱり結構な快感だ。

ということで――。

30km走の筋肉痛で
昨日はさすがに休んだけれど、
今日からまた走る。

42km、笑って走り切りたい。

そしてこうやって公言することで、
自分への良いプレッシャーにもなるのでね。

今日もランナートークさせてもらいました。

良い一日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。