リビングの隣が和室で、
不登校インタビュー事例集の
在庫を保管している。
夏前に一旦綺麗にしたのだけど、
先月発行した第二号の在庫やら
チラシやら資材やらと相まって、
再びカオスとなっていたので整理した。
あわせて押入れも整理した。
忍介のおもちゃが満載だったので
彼にも手伝ってもらって、
思い切って処分した。
♪トミカ、トミカ、プラレール♪
散々、忍介と一緒に遊んだプラレール。
大量のレールと列車を捨てる時、
胸がチクっと痛んだけど、、、
まあ、時は流れ行く。そういうものだ。
忍介は自分の部屋で勉強しない。
リビングでやる。
だから忍介の部屋にあった机と椅子を
貰うことにして和室に運んだ。
冊子や資材は押し入れに綺麗に収納して
机と椅子も置いて。
和室は晴れて僕の小さな書斎になった。
嬉しい。
そんな中。
ひとつ、押入れのカオスを整理する中で
出てきたものがある。
「三年 金子忍介」と書かれた表紙。
小学校三年生、不登校になった年のものだ。
忍介の絵や習字、ドリルや観察日記を
たぶん担任の先生が綴じてくれたのだろう。
見てしみじみした。
忍介には書字の学習障害がある。
読めるけど、書くことに困難がある。
ずっとそのことが頭にあった。
だからさぞかし漢字はキツかったろう、
と思って習字をめくったのだけど、
「心」「月」「大」「二」「十」など
まあ簡単なのしか書いてないけど、
でも僕が頭の中で思い描いていたよりは
きれいに書けていた。
個人的には最後に綴じられていた
彼の詩がとても良かったので紹介する。
今何を
ぼくは今 あそんでる
ぼくは何か しているよ?
ぼくは今 すわってる
ぼくは今 走ってるだれかが今 はなしてる
だれかが何か たべている
だれかが今 走ってる
だれかが、だれかと あそんでるぼくとだれかがあそんでる
どうだろう?
小学三年生の詩だ。
…にしては、なんだか
哲学的な響きさえないだろうか?
一歩引いて、自分と他者を
客観視しているというか。
静かに少し冷めた視点で
俯瞰しているというか。
あ、はいはい。
毎度ながらの親バカです。
失礼しました。笑
今日も、良い1日を!
記事を読んで何か感じることがあれば、ぜひコメント欄にご意見やご感想をお寄せください。
更新の励みになります。バナーのクリックお願いします!
コメントを残す