不登校のその後にもいろいろある

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精神科医・松本俊彦さんの話はいつも、
ガツンと残るものがある。

『不登校には大事な意味があり、必要です』

という講演抄録を読んだ。
不登校新聞2月15日号の記事だ。

薬物依存や自死のデータを交ぜての話は、
毎度ながら本当に説得力があった。

興味のある方はぜひ
お読みいただくこととして、、、

最後の「大丈夫」ということについての
言及が個人的にはとっても良かった。

子どもが不登校になっているとき、
親が「大丈夫」というサインを出すこと。

それが大事だ。

逆に言うと、親が大丈夫だと
思っていないとき。そのオーラは
子どもにビンビン伝わってしまう。

残念ながらこれ、
隠すことってできないんだよね。

そのことで子どもは追い詰めらてしまう。

まずは親自身が大丈夫と思えることが重要。

な・ん・だ・け・ど、、、

そう言われてもなんの根拠もなしに
「大丈夫、大丈夫♪」とは思えない。

他人のことならいざ知らず、
我が子のこととなるとやっぱり難しい。

そうですよね?

では、どうすればよいかと言うと、不登校経験者やかつて不登校の子どもの親だった方の話を聞く、これが大事だと思います。「不登校のその後にもいろいろある」という話を聞くことで、親も安心できます。そして、その安心が子どもに伝わることで、よい循環につながっていきます。不登校経験者と出会って話を聞いたり、不登校の親の会などに参加してさまざまな方の話を聞くことをおすすめします。

まさにその通りだと思いませんか?

不登校のその後にもいろいろある。
それを知ることで安心できる――。

だからこそ今、僕ら夫婦はこうして
不登校のインタビュー事例集を作っている。

大丈夫だと思いたい。
けど、なかなかそう思えない。

手にとって読める本なので、
そんな方はぜひ。

不登校のその後にもいろいろあります。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。