雨の朝は走らない。
なぜか?
顔を打つ雨、濡れそぼる重い衣服。
そういう不快さに、
ぜんぜん耐えられないからだ。
マラソンを走る人は忍耐強い、
みたいに思ってる人がいるけど、
大いなる誤解だと思う。
長距離ランナーほど、不快さに弱い。
少なくとも僕はそうだ。
42kmという気違いじみた距離を、
事前に立てた綿密なトレーニングによって
涼しい顔でスマートに颯爽と走りきる。
不調の箇所は徹底的に排除して、
不安要素を可能な限りゼロに近づける。
そういうゲームなんだよな、マラソンって。
スタートラインに立つ前に勝負は決まる。
少なくとも無計画&無邪気にレース中、
辛いのを延々と耐えて頑張る競技じゃない。
だから32kmを過ぎて、膝に異変が発生して
うまくペースが保てなくなってしまうと
もう、途端に心がポッキリと折れてしまう。
想定が狂うとランナーはダメなのだ。
そして不快さに耐えられない。
だから簡単に「ゾンビ」と化してしまう。
残り10km、敗残兵のごとく顔をゆがめて
走ってるんだか歩いてるんだか
よくわからない醜態をさらす羽目になる。
沿道ではそういう苦しそうな図を見るから、
「ランナーって我慢強いよね、頑張るよね」
なんてみんな思うみたいだけど、違うから!
あれは超不本意な図だから!
もう一度言うのだけど、事前の計算通り、
42kmという気違いじみた距離を
涼しい顔でスマートに颯爽と走りきりたい。
そう思う人たちなのだ。
不快さを一番嫌っているのだ。
スマートさを一番愛しているのだ。
って、一体なんの話だったっけ?笑
雨の日は走らない、という話だ。
ということで、今朝はこれから
地味に室内で踏み台昇降をしようかな。
いや、つまんないんだよな踏み台昇降って。
でも体重は増え続けてるし……。
ああ!
今日も良い一日を。
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