軽口でもいいからどんどん言おう

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コロナ禍の3年間を取り戻す勢いで、
今年はサッカー観戦ばかりしている。

大声援の中、アタマ空っぽにして
ただただサッカーに没頭する。
それが本当に心地いいし、
ストレス解消になる。

今やマラソンと並ぶ「趣味」みたいだ。

ところで。

「スタジアムフェチ」のアタクシとしては
どうしても気になるスタジアムが一つある。

ギラヴァンツ北九州のホーム、
「ミクニワールドスタジアム」だ。

なんせバックスタンドの向こうは海なのだ。

この動画を見てみてほしい。

 

ったくなんたる絶景!!!

観客席とフィールドも驚くほど近い。
素晴らしいスタジアムだと思う。

「ああ、一度ここでゲームを見てみたい」

という、思いひとつでね。

「J1はフロンターレ、
J3はギラヴァンツを応援するよ」

うちの奥さんが北九州出身でもあるので、
何度かそんな軽口を叩いていた。

でも絶妙に北九州帰省のタイミングと
ギラヴァンツのゲームの日程があわない。

そこでふと思いついた。

絶景スタジアムはいったん諦めて、
こっちでギラヴァンツ応援すれば?

調べてみたら、9月30日には
SC相模原との対戦がある。

相模原ならすぐ見に行けるじゃんね!

それにフロンターレのゲームは
その前日で、丁度かぶってない。
そう思ってチケットを即ポチした。

で、気づけばこの両チーム。

目下J3のなんと19位と20位、
最下位を思い切り争っている。
まさにJFL降格がかかる
お互いに絶対負けられない、
激戦必至のカードだった。

ということで楽しみがまたひとつ増えた。

何が言いたいか?

軽口でもいい。口に出して言うこと。

それが思いがけず、
新しいことにつながることもある。

本当は海を背負ったバックスタンドの
絶景スタジアムに行きたかった。

でもそれを口にしていたことで今月、
全く新しい場所に行くことになった。

相模原ギオンスタジアム。
J3という、僕には新しい世界だ。
そして胸熱な一戦はやっぱり楽しみだ。

きっかけはほんの小さい軽口だった。
思いがけずそれがふくらんで広がった。
「バタフライエフェクト」みたいだ。

だから軽口でもいいからどんどん言おう。

その軽口があなたを新しい、
まだ知らないどこかへ連れて行ってくれる。

――かもしれない。

なんてちょっとロマンチックに
思ったりした次第。

そういえば不登校インタビュー事例集の
最新号でオーガニック茶農家の
石川龍樹さんもこう仰っていた。

「軽い一歩が自分の居場所につながった」

そういうこともあるのでね。

軽い一歩、たくさん踏み出しましょう。

チャ、チャ、チャチャチャ、
チャチャチャチャ、オレー!

今日も良い1日を。

P.S.
石川龍樹さんのインタビューが読める、
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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。