どうしたら信じて待てるようになるのか?

 

 

 

加湿器に水を入れる。
暖房のタイマー設定をする。

温暖化だ、暑い暑いだ、
なんのかんの言っているけれども。

季節はこうしてちゃんとめぐる。
ありがたい話だなあと。

そして今、こういう活動をしていると、
たくさんの方々との関わりがあって。

最初にお会いしたときには、
本当に暗い、辛そうな表情をされていた人。

その人が僕らの本を読んだり、
イベントに来られたりするうちに、
表情がどんどん明るく変わって行く。

アンケートではまるで文面から
笑顔が見えるような感想をくれたりする。

実際そういう変化にいくつも立ち会ってる。
それが嬉しい。

やっぱり僕自身、息子の不登校を経験して
自分が大きく変われた。

振り返ればその感動が大きかったから、
今こういうことをやっている。

学校に行くようになった。
進学した。受験した。就職した。

それは正直、どうでもいい
二次的な副産物なんだよな。

親が子どもの不登校をきっかけに
自分の価値観に真っ向から向き合う。

いや、苦しい作業ですよ。辛い話ですよ。
できれば華麗にスルーしたいところだよ。

でも逃げずに向き合う。

「そもそもなんで子どもの不登校で
自分はこんなに不安になるのか?」

→学校に行かないとこの先、
幸せな人生を歩めなくなるから。

「幸せな人生ってどんなもの?」

→人並みに大学を出て、就職して、
結婚して、子どもを持って……。

「それがイコールで幸せなの?」
「それは単なる事実だよね?」
「大切なのは内面だよね?」

→もちろん内面も大切だけど、
道を外れると苦労は増えると思う。

「みんなと同じことがそんなに安心?」
「苦労のないことが最優先なの?」
「そもそもあなたの人生、幸せ?」

などなど。

しっかり自分の価値観と向き合っていくと
薄皮をはぐように、少しずつ視点が変わる。

「子どもを信じよう。寄り添おう」

だんだんそう思えるようになる。

だがしかし!!!

「不登校の壁」はそんなに甘くない。

徹夜でゲーム三昧。
風呂も入らず歯も磨かない。
食事が終わればすぐに自室に戻る。

そんな姿を毎日毎日見せられるにつけ、
頭でわかってても感情が爆発する。

「一体いつまでこれ続けるの?」
「もういい加減にしてよ!」と。

そう、「信じて待つ」は本当に奥が深い。

だからこそ――。

「どうしたら信じて待てるようになるのか?」

それをみんなで考える、
明日のセミナーにぜひ来ていただきたい。

そう思って昨日までだった申込締切を
今日いっぱいにまで延長しました。

運営側の事務局としては、
ドタ参加は正直、負担ではある。

でも同時に一人でも多くの人に
やっぱり参加してほしい。

その思いからの延長です。

よろしければぜひ。

今日も良い一日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。