よちよち、ひらひら

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半年前はファイザー2回だったので、
今回のモデルナどうかと思ってたけど、

案の定。

頭痛が続いて何度も強制終了みたいに
勝手に目が覚めてしまう、キツい夜だった。

今は肩がちょっと痛いくらいに
だいぶ収まってきた。

と、それが言いたいのではなく、、、

昨日はワクチン打ち終わって、
早めのランチを食べて、
ゆっくり歩いて帰宅した。

桜舞い散る、うららかな春の日。

坂を登る公園のところで
よちよち歩きの小さな女の子と
そのお母さんとすれ違った。

黒豆のようなつぶらな瞳。
お母さんと手をつないでいる。

そして口を半開きにして
僕にひらひら、片手を振る。

可愛いったらありゃしない。

僕もとっさに両手でひらひら、
手を振り返した。

「ああ、すいません。笑」

お母さんが会釈して通り過ぎる。

それだけのことだったのだけど、
胸が温かくなった。

よちよち、ひらひらの女の子。

たぶん、風に舞い散る桜を見るのも、
モデルナワクチン打ち終わった
50歳のおっさんを見るのも、
彼女にはとってはきっと
人生初めてのことなのだ。

ひらひら手を振っても、
大丈夫、振り返してもらえる。

この世界は、基本的にはそういう場所だよ。

中には振り返さない人もいるし、
強欲な悪党もいっぱいいるけどね。

でも大丈夫、振り返してもらえるよ。

え?

カッコ良いこと言ってるわりに、
びーんずネットに送ったメールで
返ってきてないのがいくつかあるよって?

はい、すみません、ちゃんと返します。

遅くなってごめんなさい……。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。