大切なことは発信者の良心

 

 

連日「不登校ビジネス」が
界隈を賑わせている。

例のスダチが板橋区と連携した、
と発表してから俄然話題になった。

いろいろと改めて、自分なりにも
スダチのあれこれを調べてみて思う。

いや、宣伝上手だなと。

そして禁じ手だらけだな、とも。

って実はこう見えて、、、

宣伝、はマーケティング一筋20年の
純ちゃんの得意分野のひとつだ。

宣伝は決して悪いことじゃない。
びーんずネットだってもちろん宣伝はする。

届けたい相手に、届けたい内容を
しっかり伝えるために宣伝は必要不可欠だ。

でもね、広告宣伝や広報に関わるからこそ、
心から気をつけていることがひとつある。

一番大切なことは発信者の「良心」だ。

いや、本当に。それに尽きる。

以前にも書いたことだけれど――。

断言を反復し感染させる

2018.11.26

あのアドルフ・ヒトラーも愛読したという、
フランスの社会心理学者ル・ボンが書いた
『群衆心理』にこう書かれている。

断言・反復・感染。この3つの手段で代議員としての「威厳」を手に入れる。

証拠を示す必要はない。断言はシンプルであるほど威力を発揮し、反復することで感染力を持つ。

対立候補からの中傷に対して釈明は悪手…。中傷には中傷でねじ伏せる。

断言を反復し感染させる。
断言を反復し感染させる。

これがル・ボンが見出した
思い通りに群衆を扇動する極意だ。

そしてこれをナチスは常に
頭のてっぺんから爪先に至るまで
徹底して実行し、ドイツを狂気に導いた。

でもこのテクニックは今も十分に通用する。

「3週間で9割が再登校します」
「3週間で9割が再登校します」
「3週間で9割が再登校します」

「親の関わりで不登校は9割解決します」
「親の関わりで不登校は9割解決します」
「親の関わりで不登校は9割解決します」

まさに、断言・反復・感染。

最初は「んなバカな!」と思う。

「何言っちゃってるの、この人?」って。

でもね、本当に不思議なんだけれど、、、

あり得ないと思うことでも「断言」を
繰り返し、繰り返し、繰り返し、

それこそ壊れたレコードのように
ずっと聞かされてるとにんげん、
誰しもそのうち麻痺が起こる。

正直ここ数日、スダチの情報を追っていて、
「あれッ?」と思う瞬間が何度かあった。

彼らの言ってることがときどき
スッと頭に入る瞬間があるのだ。

この純ちゃんにさえ!

何が言いたいか?

板橋区教育委員会のみなさまへ。

どうかスダチとの連携はもう一度、
真剣に考え直してください。

しっかり冷静になってみてください。
しっかり冷静になってみてください。
しっかり冷静になってみてください。

あ、うっかり「禁じ手」使っちゃった。

感染しちゃってるね。笑

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。