知っていれば、対策も立てやすい

 

 

 

京都 大原三千院
恋に疲れた女がひとり〜♪

小さい頃から母親がよく
鼻歌で歌うのを聞いていて。

「大原の三千院ってどんなとこ?」

というのはこの人生53年間、
ずぅ〜〜っと気になっていた。

そして昨日。

京都で日中、ぽっかり予定が空いた。

もちろん、名所旧跡を巡るのも悪くない。

でも京都の街を歩いていると、
うんざりするんだよね。
海外の観光客があまりにも多過ぎて。

と、そのとき僕の頭の中に
響いてきたのが、この一節だった。

京都 大原三千院
恋に疲れた女がひとり〜♪

調べてみると、
大原は京都の中心部から15km。

往復30kmのマラニックには最適だ。

ということで走って来ました、大原三千院。

京都市役所前駅のコインロッカーに
荷物一式全部預けて身軽にGO!

鴨川から高野川に折れて、
ひたすらさかのぼるゆるやかな上り。

気温は20度。絶好のランニング日和ナリ。

麗しき日本のカントリーサイド

と・こ・ろ・が!

八瀬のあたりから本格的に山あいの
素晴らしい景色に切り替わるのだけれど。

コンビニと自販機がまったくないのだ。

まったくない。じぇんじぇんない。

トイレに行きたい。ノドも渇く。

でもコンビニも自販機もまったくない。

まったくない。じぇんじぇんない。

車はビュンビュンひっきりなしに通る。

途中、完全に歩道もなくなってしまって怖い。

いやあ、心細かったな。
あと尿意がキツかった。

「もう適当な草むら見つけようか……」

と何度心が折れかけたことか。
苦しかった。渇きも辛かった。

「お、これは?」

と思うような建物が何度も現れるのだけど、
近づくと完全に無人の廃墟だったりする。

緑と白と青の色彩が遠目に見える。

「あ、ファミリーマートだ。助かった!」

と思うと毎回、このポスターだったりする。

これが遠目に忌々しくも本当にファミマのサインに見える。。。

トイレに行きたい!

車は通る。家もある。

でも人は全然歩いてない。

「も、も、もう適当な草むらで……」

悪魔の囁きが何度も聞こえる。

そんな中。

「どうせまた廃墟だろ?」

と思って近づいた建物。
しかしびっくりするくらい中に人がいる。

「土井志ば漬本舗」のお店だった。

本当に助かった。

トイレを借りて自販機で飲み物を買う。

生き返る、とはまさにこのことだった。

ほどなく三千院に到着。
切符を買って中に入ってしばし休憩。

恋に疲れた女がひとり♪

帰りは終始下りということもあって、
すごくラクで楽しかった。

何が言いたいか?

帰り道はラクだよね。

どこに何があるかが全部わかってる。

このあたりは歩道がない。
でもあそこまで行けばまた歩道がある。

道中、トイレと自販機はない。
だから志ば漬本舗にはもう一度寄ろう。

――などなど。

知っているから、対策も立てやすい。

「行き」は違う。

何があるかがわからない。
だから怖いし心配だ。
どうしても適当な草むらだって
探したくもなっちまう。

コレ、まさに不登校そのものじゃないかと。

何があるかがわからない。
だから怖いし心配だ。

でも知っていれば、対策も立てやすい。
昨日の僕の復路のように。

なのでね。マイフレンド。

ぜひびーんずネットの
不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』でね。

「不登校のその先」を知ってくださいっ!笑

無事、30km走って京都市内に帰ってきて。

銭湯で汗を流した後に飲んだ缶ビール。

「生きてて良かった」

を実感できる瞬間でした。

ということで、今朝はランニングはお休み。

京都 大原三千院
恋に疲れた女がひとり〜♪

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。