信じられるかどうかじゃない

Sponsored Link

 

「信じられるかどうかではなく、
信じると決めてしまうこと」

これは名言だと思った。

講演家の鴨頭嘉人さんの動画に出てきた。
例によってランニング中に聞いた言葉だ。

え?
昨日はマコなり社長聞いてたんじゃないの?

うん、聞いてた。

でも彼のオススメ動画がこれだった。
なので、昨日は続けて
こっちも聞いたという次第。

話を戻す。

若き日にはマクドナルドの
店長だった鴨頭さん。

当時、初めて店長として赴任した
お店のスタッフたちのことを
鴨頭さんはてんで信じてなかった。

「ちゃんとマニュアル通りにやれ!」

何度言ってもやらないスタッフたち。
どんなに客が並んでいても、知らん顔だ。
汚い店内。よどんだ空気。
やる気も活気もない。
どんどん下がり続ける売上。
そして店長がいないと彼らは好き放題だ。
食材を勝手に試食する。店の金をくすねる。

理想の店作りに燃える鴨頭店長と
スタッフたちの温度差は広がる一方だった。

ガミガミガミガミ怒鳴り続けて10ヶ月。

ついにスタッフ全員から
鴨頭さんは無視をされるようになった。

どんなに強いメンタルがあっても、
店長だってやっぱり人間だ。

全員からの無視はさすがに応えた。
お店に向かうと足が震えるようになった。

1日中、黙ってただポテトを揚げる日々。

見かねた地区統括のスーパーバイザーに
別の店への転勤を一方的に勧告された。

それは完全に左遷だった。

でもギリギリ、クビではなかった。
仕切り直しのチャンスでもあった。

その時、鴨頭さんは誓いの言葉を書いた。
人と接するときのスタンスを180度変えた。

それが冒頭のこの言葉だった。

「信じられるかどうかではなく、
信じると決めてしまうこと」

左遷先の店は日本で一番ダメな店だった。

でもスタッフを信じると心底決めた店長が
全力で信じ切って接した結果――。

そこからV字回復して日本一の三冠を
その店が取るまで、わずか1年だった。

信じると決めてしまうこと。

その威力って、本当にすごいなあ。
そう思いながら特に後半は聞いた。

ご興味ある方は約50分の動画なので、
お時間あるときぜひ。

何が言いたいか?

僕が思ったこと。

これってさ。
何かに似てない?

そう、子どもの不登校ひきこもりのことだ。

「いつまで見守ってればいいのか」
「先の見えないトンネルが辛い」

僕も経験したからよくわかる。

不登校はある日突然やってきて、
いつ終わるのかがまったくわからない。

でもね、厳しいことなんだけどね。

信じられるかどうかじゃないんだよね。
信じると決めてしまうことなんだよね。

こういうふうにあまり言いすぎると
なんか宗教めいてしまいますが。

そして腹を括って決めてしまうとね。

鴨頭さんじゃないけど、物事って
びっくりするくらい変わったりもする。

いや、人生捨てたものじゃないなと。

思いました。
今日も良い1日を。

プロフィール写真

 

記事を読んで何か感じることがあれば、ぜひコメント欄にご意見やご感想をお寄せください。

更新の励みになります。バナーのクリックお願いします!

にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
Sponsored Link



まず親が幸せになる|びーんずネット

不登校のセミナーやカウンセリング、インタビュー事例集をお届けする活動を夫婦でしています。ぜひご覧ください。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。