自分がちょうどよいところに収まっているか

 

 

そうだよねー、
とブンブン首振って思って読んだ。

なるようにしかならない感覚が心を楽にする

本当に、これ。

でもさ、素直にこう思えるように
なるまでには、時間がかかる。

その間に子どもも大きくなっちまう。

どれだけ早く気がつけるか、だよね。

あと、これも沁みた。

親世代の皆さんへ、養老先生からのメッセージ

●働きすぎの親御さんへ

多分毎日が居心地が悪いと思います。自分が「ちょうどよいところに収まっているか」「毎日ハッピーか」を測ってほしいですね。自分の心地のよさが分かると子どもの心地よさも分かるし、その姿を見せることがいちばんの子育てかもしれません。

自分がちょうどよいところに
収まっているか?

いや、全然収まってなかったよね。

僕の場合全然、収まってなかった。

居心地悪いなんてもんじゃなかった。
本当に狭い井戸の中で苦しんでた。

40代前半の話だ。

本人のつもりとしては
鳴り物入りで入った小さな会社。

マーケティングの責任者だった。

サッカーで言えば背番号は10。
「立て直し」を任された気でいた。

でも全く輝けなかった。
残念ながら。

嘘みたいに不振が続いた。

「こんなはずじゃない」

もがけばもがくほどドツボにハマった。

とにかく絶対に結果を出す!

土日も関係なくオフィスに出た。

でもやれどもやれども結果は出ず、
それどころか、信じられないような
凡ミスも連発してしまう。

ひしひしと感じる周囲の冷ややかな目。

ミス連発を挽回しようという焦りが、
さらに余計なミスを呼び、
必要なリカバーがどんどん
雪だるまのように膨らんでいく。

ずっとモグラ叩きしてるような毎日。

完全に自信を失い、自己嫌悪に陥った。

5年経つころには精も魂も尽き果てて、
ついにトンネルは出口を失い、
まったく光がささなくなった。

「このまま続けるとマズい」
「自分が壊れる」

という生き物としての本能だった。

「ごめん、会社辞めるわ」

と、ある冬の朝、うちの奥さんに言った。

相談ではなく、告知だった。

いや、書きながら思った。

まったく酷い夫だな。相談くらいしろや。笑

それが6年半前の話だ。

ってもう6年半か。はやっ!

……なんて自分語りが長くなっちゃった。

いや、あの日々は辛かったね、純ちゃん。

何が言いたいか?

ちょうどよいところに収まっているか?
毎日ハッピーか?

それを測る。

自分の心地のよさが分かると子どもの心地よさも分かるし、その姿を見せることがいちばんの子育てかもしれません。

コレだよね。

親らしくなんてしなくていい。
心地よく生きる。

と自分に言い聞かせて終わります。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。