桃太郎か浦島太郎か
宇宙飛行士を選抜する最終過程で、
甲乙つけがたい候補者がいた場合に
聞かれる質問があるという。
「あなたは桃太郎が好きですか、
それとも浦島太郎が好きですか」
考えてみてください。
あなたはどちらが好きですか?
え、僕ですか?
ちなみに僕は、桃太郎です。
でも、宇宙飛行士の面接の場で
より好まれるのは浦島太郎を選ぶ人
なんだそうです。
これ、意外な気がしませんか?
理の桃太郎と情の浦島太郎
改めて物語をおさらいする。
桃太郎は理性的だ。
鬼の退治というミッションを掲げる。
自分を分析して弱みを補完するために、
きび団子というインセンティブを用意して
犬、キジ、猿という協力者を得る。
実に計画的で、戦略的だ。
そして期待に応えて目標を達成し帰還する。
お見事!
片や浦島太郎は情緒的だ。
いじめられているカメを助ける。
誘われるまま竜宮城にホイホイついて行く。
実に行き当たりばったりだ。
絶対開けてはいけないと言われた
玉手箱を開けて老人になってしまう。
でも宇宙飛行士という任務の
特性を考えたとき、
浦島太郎型の方がより望ましいらしい。
なぜか?
想定外の事態だらけの任務
宇宙空間での任務は危険で過酷だ。
想定外のトラブルも起こりうる。
むしろトラブルだらけだと考えた方がいい。
そういうとき、
ものごとは理詰めでは動かない。
極限状態にある中で
予想外の困難な事態を前にしたとき、
求められるのは、物事を柔軟に捉える力、
そして他者への高い共感力があることだ。
だから資質としては、
理の桃太郎よりも
情の浦島太郎ということらしい。
行き当たりばったりでも
私たちは宇宙飛行士ではないけれど、
とかく僕のような桃太郎派の人たちは
理詰めでものごとを考えがちだ。
将来の展望は?そのための戦略は?
具体的な方法は?想定される困難は?
障壁を取り除くには?
でも、、、
目の前に困っている人がいたら助ける。
他人からダメだと言われたって、
自分が気になるんならやっちゃえばいい。
過ぎたことはくよくよ後悔しない。
行き当たりばったりでも、別にいいじゃん!
鬼退治という崇高な目標?
そんなの桃太郎に任せとけばいいんだ。
そんなマインドも、
僕ら桃太郎派の人には少し
あってもいいかも知れない。
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