ようこそ、不登校という名のギフトへ

 

 

「不登校という名のギフト」

というタイトルがスッと頭に浮かんだ。

今から7年前、2018年2月のことだ。

僕はその前の月に会社を辞めていた。

そしてうちの奥さんが翌月3月に
初めてのセミナーを企画していた。

びーんずネットという名前で開く、
初めてのイベントだ。

僕は「手伝うよ」と告げた。

告知チラシのデザインをして、
申し込みページの設定をした。

そして少しでも集客の助けになれば、
と思ってブログを書くことにした。

というのも――。

息子が不登校になったとき。

自分の両親にあててずっと、
経過を報告するメールを書いていた。

そのメールがスマホの
送信ボックスに残っている。

それを転載すれば、きっと
渦中にいる人にとっての
ヒントになるんじゃないか。

そう思ったからだ。

そしてびーんずネットのセミナーの直前に
完結するように逆算して転載をした。

そう、それが今もここに掲載している
不登校日記|僕らの場合」だ。

おかげさまで初のセミナーは満席になった。

当日はゲストの蓑田さんを囲んで2時間、
参加者のみなさんの熱気が溢れた。

その熱量に圧倒された。

会社を辞めたはいいけれど、、、

「何をどうして食っていくか?」

失業中同然だった僕は心底思った。

「これを仕事にしたい」と。

えーっと、何が書きたかったんだ、
純ちゃんよ?

思い出した。

「不登校という名のギフト」

というタイトルのことだ。

正直、ちょっとビビっていた。

「不登校のどこがギフトだ?」
「不登校を推奨するのか?」
「なんてこと言いやがるんだ?」

そんな反発を食らうかも、
と思ったりもした。

でも仮にそう反発する人がいたとしても。

僕が心底思っていることなんだから、
それを正直に伝えていけばいい。
正直に伝えていく他ない。

そう開き直った。

結果――。

ブログのタイトルのことでこれまでに
ネガティブなことを言われたことは
ただの一度もない。

それどころか。

不登校界隈で「ギフト」という言葉を
使う人もここ数年で増えたような気がする。

あ、オリジナルは純ちゃんですからね。
たぶん。きっと。
って商標登録しとけば良かったな。笑

「小中の不登校35万人で過去最多」

ここ数日、そんな記事ばかりだ。
この季節の風物詩になりつつある。

僕は、その数字に特別な感想はない。

むしろ不謹慎かもしれないけど、思う。

ようこそ、不登校という名のギフトへ、と。

この経験を辛く苦しいものにするのか。
新しい視点を得るチャンスと受け止めるか。

それはあなたの自由だ。

「とてもギフトだなんて思えない」

もちろん、そう思うだろう。
僕だって当時聞いたらそう思うはずだ。

時間もかかる。正直、苦しい話だ。
行きつ戻りつ、数年単位の話になる。

だからこそ、知ることと仲間が大切で。

こういう場に、ぜひつながってほしい。

あなたは一人じゃないです。
お申し込み、お待ちしています。

今日も良い一日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。